
今回は個性派俳優で遅咲き『ベネディクト・カンバーバッチ』をおすすめしたいと思います。
洋ドラマ「シャーロック」で一躍日本で有名になり、瞬く間に世界で演技力を認められたカンバーバッチ。
その類い稀ない演技力と、役にハマりきる没頭感に“この演者ヤバい”と観るものを惹きつけてきます。
そんな、カンバーバッチのおすすめ作品を内容と魅力をふまえて簡単に紹介します。
こちらはNEVERまとめ(2020年9月30日にサービス終了)で執筆した「【映画】もう、「ベネディクト・カンバーバッチ」に酔い知れる…。」の移行記事になります。また、ドクターストレンジで敵役を務めたマッツについては「玄人好み名優!『マッツ・ミケルセン』のオススメ過ぎる映画9作品」で紹介しておりますので是非そちらもご覧下さい。
さぁ、カンバーバッチで楽しもうか。
遅咲き俳優『ベネディクト・カンバーバッチ』とは?
1976年7月19日生まれ。
日本ではTVシリーズ「SHERLOCK(シャーロック)」で広く知られることになり、変人ふりと確かな演技力で圧巻したのは最近のこと。
ハリウッド作品であり「戦火の馬」や「ホビット」シリーズといった大作に後に出演をし、着実にステップアップしていきスターダムへの階段を駆け上がった遅咲きの逸材である。
一番認知度を高めた「スター・トレック イントゥ・ダークネス」では爬虫類顔の天才悪役を好演し、存在感を世界に遺憾なく見せつけた。
実在の天才爬虫類学者を熱演した「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」ではかねてから備えていた実力により、アカデミー賞主演男優賞にも初ノミネートされたのは有名な話。
そしてMARVEL(マーベル)作品である「ドクター・ストレンジ」で主演を務め、世界中で彼は天才だと認識させる。
それ以降もメジャーからマイナー作品まで色々な作品に出演をしている。
『SHERLOCK(シャーロック)』(2010年-2017年)
原題 | SHERLOCK |
年度 | 2010-2017 |
時間 | 90分(各話) |
シーズン1 | 3話 |
シーズン2 | 3話 |
シーズン3 | 3話 |
特別編 | 映画 |
シーズン4 | 3話 |
ジャンル | 推理ドラマ |
原作 | アーサー・コナン・ドイル |
出演 | ベネディクト・カンバーバッチ |
マーティン・フリーマン |
舞台を21世紀のイギリスに置き換えてドラマ化した作品。
「コンサルタント探偵」である主人公シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)が、スマートフォンやインターネットといった最新機器を駆使しながら”難癖”つけながら事件を解決していく物語。
そしてワトソン(マーティン・フリーマン)が、彼をフォローしながらも人間ドラマを描くはちゃめちゃなストーリーでもある。
最近シャーロック(カンバーバッチの方)観てるんだけどこんなに面白いと思わなかった❗️これはみんなが大好きなのわかる。
もっと早く知ってたら。
Dlifeなぜにやめてしまうのーー😭— あめ (@TheWomanOfRain) December 9, 2019
2010年の当時イギリスの賞を”総なめ”にした今世紀最高のドラマ
タイトル通りあまりの面白さであった「SHERLOCK(シャーロック)」は2010年のイギリスのドラマ部門の賞の最高賞「最優秀ドラマシリーズ賞」を受賞するほどの人気でした。
そして原作に忠実ではあるものの現代版であるために、最新のテクノロジーであるスマホやパソコン、そして車移動なども使いまくりで事件を解決していきます。
それに加えて変人ともとれるようなシャーロック・ホームズをカンバーバッチが見事な変態ぶりで圧倒的な演技力を魅せ、それを調和するかのようにワトソン(フリーマン)が良い味を出しているのが憎めない。
エレメンタリー(ミラー)、ガイリッチー版ホームズ(ダウニー)など色々な演者さんがおられますが、このドラマ版を超えるのは至難なほど彼が合っています。
必ず彼にハマる場合に視聴してほしいのがこのドラマです。
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013年)
スター・トレック イントゥ・ダークネス が見放題! | Hulu
原題 | STAR TREK INTO DARKNESS |
年度 | 2013年 |
時間 | 132分 |
ジャンル | SFアドベンチャー |
監督 | J・J・エイブラムス |
出演 | クリス・パイン |
ベネディクト・カンバーバッチ | |
ザカリ―・クイント | |
ゾーイ・サルダナ | |
サイモン・ペッグ | |
カール・アーバン | |
クリス・ヘムズワース |
前作同様にJ・J・エイブラムスが監督を務めており、主演はクリス・パインが続投するSFアクション大作。
謎の男(ベネディクト・カンバーバッチ)により、ありえんぐらいの混乱に陥れられる地球の命運に、カーク船長(クリス・パイン)がその最大の危機に立ち向かう映画。
冷酷な悪役を天才ベネディクト・カンバーバッチが怪演し、人類の未来を懸けた壮大な戦闘に加えて人間味あふれる物語に引き込まれる。
スタートレックでのカンバーバッチさんのカーンがとてつもなくかっこよくて震えた。ヒーロー活動も続けてほしいけどもっとヴィランもやって欲しい。まじで。 pic.twitter.com/YFW2wCF8Pc
— みわ (@th_miwa03) June 29, 2020
激しい格闘シーンに酔いしれることができるカンバーバッチ。
(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved. STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios inc.
アクション映画に出演するイメージが全くない彼ですが、この作品の為に体重を増やし(1日4,000カロリーの食事を2、3週間続けて肉体を強化)、さらには過酷なトレーニングにより鋼の肉体を披露しました。
ワイヤーを使ったアクションは武道に加え、格闘技を混りませたアクションに見えなくもないです。
そんなカンバーバッチを観れる唯一の作品でもあり、見所満載で惚れ直すこと間違いないです。
『フィフス・エステート/世界から狙われた男』(2013年)
フィフス・エステート:世界から狙われた男 (字幕版) – Amazon
原題 | THE FIFTH ESTATE |
年度 | 2013年 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | ビル・コンドン |
出演 | ベネディクト・カンバーバッチ |
ダニエル・ブリュール | |
アンソニー・マッキー |
内部告発サイト「ウィキリークス」が主軸に展開される。
その創設者アサンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)と愉快な仲間たちは、世界的な新聞社やTV局などの闇に殴り込むようにと数々の情報を発信していく。
だが彼らが暴露している機密情報はあまりにも過激で危険なものになっており、それが後に大事件へと繋がっていく。
この映画はカンバーバッチ好きには持ってこいなのは周知の事実で、彼が好きじゃないととてもじゃないと観れたものでもないのも事実。
フィフスエステート観たんですけど、あの、白髪のベネさんあまりにも最高、、、すごい好き、、、、、見た目が好みすぎる、、、初期の髪長いベネさんなんかハウルみたいに見えた。魔法使い感、ミステリアスな感じがすごい。好き。大好き。
— san (@samonomosa) July 5, 2020
開始直後から漂う面白さを、終わりまで貫いたバッチ好き映画。
(C)2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC
内容が内部告発というだけであって、カンバーバッチ自身が天才であると自覚しながらの暴走じみた演技が観ていて歯ごたえ十分。
というより、彼のファン以外は観るなと言わんばかりの暴走を楽しむのも良いかもしれない。
アンソニー・マッキーはどこからしらに出てきます。どこかしらに。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014年)
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(字幕版) – Amazon
原題 | THE IMITATION GAME |
年度 | 2014年 |
時間 | 115分 |
ジャンル | 戦争サスペンス |
監督 | モルテン・ティルドゥム |
出演 | ベネディクト・カンバーバッチ |
キーラ・ナイトレイ | |
マーク・ストロング |
第2次世界大戦時のドイツの世界最強の暗号”エニグマ”を解き明かした天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)の波乱の人生を描いた伝記ドラマ。
終始劣勢だったイギリスを見事に勝利に導き、その後のコンピューターの概念を創造し「人工知能の父」と呼ばれた英雄となる。
イミテーションゲーム、退屈な時間が一切無くてとても引き込まれた素晴らしい作品
所々出てくる痛烈な皮肉(主に主人公に対する)もすげー印象的ベネディクト・カンバーバッチ(ベネカンって略すといぬわんたんに殺される)の演技っつーか素なんじゃねそれってくらいのコミュ障っぷりもめちゃ良かった
— July (@July_MK2) August 10, 2020
アラン・チューリングを演じたベネディクト・カンバーバッチさんは、素晴らしいのひと言です。
(C)2014 BBP IMITATION, LLC
バッチの演技力の真骨頂が観れるのがこの作品「イミテーションゲーム」。
派手なアクションというのは皆無であり、ラブロマンスもゼロ。ひたすら暗号を解読するために部屋でもくもくと作業をするバッチをみる映画。
ですが、伝記映画ということもあり解読するための狂気じみた行動(演技力)は怖いイメージを植え付けてきます。
そう感じた瞬間にアナタはこのバッチに説得させられ、そして泣いてしまうのは間違いない名作。
この作品からバッチを好きになった人も多いんじゃないでしょうか。
『ドクター・ストレンジ』(2017年)
ドクター・ストレンジ (字幕版)を観る | Prime Video
原題 | DOCTOR STRANGE |
年度 | 2016年 |
時間 | 115分 |
ジャンル | SFアクション |
監督 | スコット・デリクソン |
出演 | ベネディクト・カンバーバッチ |
マッツ・ミケルセン | |
キウェテル・イジョフォー | |
レイチェル・マクアダムス |
誰もが知っているベネディクト・カンバーバッチを主演に迎えたマーベルヒーローアクション。
車の事故で両手が思うように動かせなくなってしまった天才外科医が、治療を求めて旅にでる姿を描き出す。
ヒロインにはレイチェル・マクアダムス、そして敵役としてマッツ・ミケルセンなど脇役人も豪華俳優で固められているのも特徴。
っていうかね、ドクターストレンジはカンバーバッチ様と、北欧の至宝マッツ・ミケルセンが共演してるんやぞ
欧米のいい男が一つの映画で楽しめるなんてたまらんでしょ
みんなみるんやで— ヤミツキテレビ@怪談朗読 (@tv_yamituki) April 26, 2019
CGとか関係ないくらいカンバーバッチが映える作品
© 2017 MARVEL
この映画では一言だけ、
“マーベル作品にバッチが出演したことで感無量、そしてアクションをそつなくこなすのが天才すぎる”
『エジソンズ・ゲーム』(2019年)
原題 | THE CURRENT WAR: DIRECTOR’S CUT |
年度 | 2019年 |
時間 | 108分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | アルフォンソ・ゴメス=レホン |
出演 | ベネディクト・カンバーバッチ |
マイケル・シャノン | |
ニコラス・ホルト | |
トム・ホランド |
マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めたことでも有名な実録ドラマ。
発明家であるトーマス・エジソンと実業家であるジョージ・ウェスティングハウスの電力送電(直流か交流)システムをめぐる争いを描く。
主演にはもちろんベネディクト・カンバーバッチが演じ、ウェスティンぐハウスにはマイケル・シャノン、そしてトム・ホランド、ニコラス・ホルトなど玄人と若手が見事に融合した傑作映画である。
「エジソンズ・ゲーム」観たー。天才同士のスリリングな頭脳戦みたいなやつを想像してたらちょっと違った、ほんとに真面目に電流戦争だった(原題「The Current War」)。孤高の天才エジソンにカンバーバッチはハマり過ぎだけどたまにシャーロックに見えたよ。シャノンさんは色気が漏れすぎ、漏電する。
— ゆうき (@_yuukixxx) July 7, 2020
カンバーバッチが最高にムカついて、最高にそそられるエジソン。
(C) 2019LanternEntertainmentLLC.AllRightsReserved. 出典元:映画『エジソンズ・ゲーム』公式サイトから引用
主役であるトーマス・エジソンを演じているのはバッチ、そしてジョージ・ウェスティングハウス は シャノンというこれだけでもそそるのがこの映画 。
シャノンが珍しく温厚な役柄(普段は憎い敵役が多いシャノン)を演じているのに対して、カンバーバッチはやはり最高の変人を演じたエジソンが印象深い面白さが楽しめる。
どうして彼はこうも変態(天才)的な役がドはまりするんだろうか。
最後に。
シャーロックで一気に知名度を上げ、今では最高峰のハリウッド俳優でもある彼。
確かに演技力で観る人を魅了し、そしてのめり込んでしまうのはしょうがない性でもあります。
この機会に、是非カンバーバッチにハマってみてはいかがでしょうか。
きっと彼の虜になりますよ。
ではでは!
バッチ大好き魁堵(かいと)でしたー!