
さっそくなのですが「タイタニック(1997年)」で日本中を虜にした『レオナルド・ディカプリオ』はご存じですよね!
甘いフェイスに、整った容姿である程度鍛えられたボディに誰もが憧れます。
そんな甘いフェイスで日本を圧巻してから出演作品毎に「格好良い!」「素敵」と讃えられました…。
ですが!
彼は、2006年から大幅に出演作品がガラリと変わり、
演技力もさることながら渋みが増して最高に格好良い演技で『甘いフェイスだけ好き』という、” にわかファン “を黙らせました。最高かよ。
そんな彼を堪能できる映画をチョイスして紹介したいと思います!
ちなみに他のハリウッド俳優として「とりあえず『マシュー・マコノヒー』の作品を9作品観といたら間違いないよ…!」や「玄人好み名優!『マッツ・ミケルセン』のオススメ過ぎる映画9作品 」なども記事で紹介しておりますので是非ご覧ください。
さぁ、最高のレオにハマる時がやってきました。
『レオナルド・ディカプリオ』とは?
1974年11月11日生まれのハリウッド俳優。
1993年の作品『ギルバート・グレイプ(主演はジョニー・デップ)』で19歳ながらもてアカデミー助演男優賞にノミネートされるという異例を魅せる。
その後に出演した『ロミオ+ジュリエット』で主演を務めてベルリン国際映画祭の(男優賞受賞する。順調な下積みをし、一躍スターダムに押し上げたのは皆さんご存知の1997年作品『タイタニック』です。タイタニック号の沈没するまでの中での純愛が世界的にヒットし、興行収入記録を数々と塗り替えた。
2004年に製作を担当した『アビエイター』でマーティン・スコセッシ監督とコンビを組み実在したアメリカの大富豪を熱演し、じゴールデングローブ賞(ドラマ部門主演男優賞)を受賞する。
2006年にはやさぐれた演技を魅せた『ディパーテッド』、『ブラッド・ダイヤモンド』と2作品に出演する。
その後も積極的に映画に出演し、2016年『レヴェナント: 蘇えりし者』の主演にてアカデミー主演男優賞を受賞し「ディカプリオここにあり!」と世界中に知らしめた。
『レオナルド・ディカプリオ』の魅力を感じられる作品を7本厳選
『 ディパーテッド』(2006年)
原題 | The Departed |
製作年 | 2006年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
上映時間 | 152分 |
「ケープ・フィアー」のマーティン・スコセッシ監督が放つ重圧なスリラー映画。
第79回『アカデミー賞』で作品賞を受賞し、スコセッシ本人も監督賞も受賞するという代表作になりました。
主演はレオナルド・ディカプリオとマット・デイモンで、共演にジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン、レイ・ウィンストンと知る人ぞ知る豪華共演です。
レオが本当に渋いキレ具合
正直に申し上げますと、W主演(レオとデイモン)とは言ったもののタイタニックなど微塵も感じさせない全面的に演技派を見せたのはこの作品がトップクラスは間違いないです。
潜入捜査と言え、マフィアの時のレオのイカれる感じは口に出せないぐらい破天荒で惚れます。怖くなります。魅入ります。
この作品で完全にレオは覚醒しました。
『ディパーテッド』内容
通称「サウシー」というマサチューセッツ州ボストン南部。
ポリ公はこの街で蔓延する犯罪を撲滅する為に最終戦争に突入していた。
その着地点を犯罪組織のトップである『フランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)』に狙いを定めて、内部崩壊をさせる為に新人警官ビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)を潜入組織させる。
だが、コステロ側も警察の動向を掴むためにスパイとして新人警官のコリン・サリバン(マット・デイモン)を送り込んでいたのだ。
お互いの素性を隠して潜入生活を続けていたのだが、やがて警察もマフィアも内通者がいることに気づいて、てんやわんやするお話。
『ブラッド・ダイヤモンド』(2006年)
原題 | Blood Diamond |
製作年 | 2006年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
上映時間 | 143分 |
内戦中のアフリカで発見された巨大なダイヤモンド「ピンクダイヤ」を巡り、激しい争いが起きる社会派サスペンス。
簡単に説明すると「ダイヤ」を追う3人が「これは俺(私)のだ!」と言い張りながら頑張ります。
ダイヤの密売人が我ら『レオナルド・ディカプリオ』、ダイヤ採掘場で強制労働している漁師が『ジャイモン・フンスー』、女性ジャーナリストに『ジェニファー・コネリー』と中々のコアな人選をしています。
特典映像を是非観て欲しい
購入かレンタルでしか味わえないのですが、レオの巧みな演技魂がメイキングで観れます。
もう、何度もテイクを重ねているアクションシーンは「やっぱり、レオはやばい」と頷くのは間違いないでしょう。
更にラストは絶対泣きます。
ネタバレはしないですが、愛も重なって泣きます。大泣きです。
このディパーテッド以降の流れからの作品は本当に面白い。
『ブラッド・ダイヤモンド』内容
舞台は1999年の内戦が続く西アフリカ。
漁師をしていた、ソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)は穏やかに暮らしていたが、ある日”反政府勢力のRUF(革命統一戦線)”に村を襲われて家族が離れ離れになってしまう。
RUFに捕まったソロモンは強制的にダイヤモンドの採掘場で働かされることになり、偶然にもに大粒のピンクダイヤを発見してしまった。
ダイヤについてRUFの”ポイゾン大尉”の質問攻めにも長らえ、運よく採掘場の近くに埋めて隠すことに成功する…が二人とも政府軍に捕まってしまう。
元白人傭兵でダイヤ密売人のアーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、反政府勢力RUFから武器調達の代わりにダイヤを受け取り、受け取ったダイヤを隣国リベリアへ密輸しようとするさなか、途中で政府軍に見つかって逮捕される。
そこで、留置場でソロモンとポイズン大尉の話し声に耳を傾けていたアーチャーは、ピンクダイヤを横取りする計画を企て、出社後をこのダイヤを巡って女性ジャーナリストも介入してきてどうなるかってお話。
『ワールド・オブ・ライズ』(2008年)
原題 | Body of Lies |
製作年 | 2008年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
上映時間 | 129分 |
貴公子レオナルド・ディカプリオと渋さの王道ラッセル・クロウのダブル主演のスパイスリラー。
中東の”対テロ殲滅作戦”を展開しているCIAの主任ホフマン(ラッセル・クロウ)と現地の工作員であるフェリス(レオナルド・ディカプリオ)が織りなす重厚なストーリー。
共演にマーク・ストロング、オスカー・アイザックと玄人好みのチョイスには脱帽モノ。
観ていて腹正しい二人が演技の賜物すぎる
観ていて「ラッセル動けよ!!!」と心に思ってムカついて来ること間違いないです。
何故かという本当に支持するだけ、動かない、でも的確に指示。
それに現場のレオがブチ切れても仕事と割り切りながらも遂行する…。
迫真の演技が本当に天才と重鎮が重なるとこうなるんだなっと感情移入してしまいます。
一つ言えるのは、間違いなく面白い。
『ワールド・オブ・ライズ』内容
世界中で死と隣り合わせの危険な任務をこなすCIA工作員フェリス(レオ)。
対照的に上司ホフマン(ラッセル)は本部や自宅などで平和で安全な場所で指示をしている。
生き方も考え方も全く違う二人は多くの死亡者を出している国際的テロ組織リーダーの”アル・サリーム”を捕獲するという重要任務にあたることになる。
しかし、生き方の違いから全く反りの合わない2人は常に対立が耐え、情報提供者のニザールに対しても意見が食い違う。
ホフマンの指示で強制的にニザールを泳がせていたが…フェリス自身の身元が漏れる危険な状況になり射殺する派目になる。
そのせいで、情報を得た代わりに激しい銃撃戦に巻き込まれてしまい重傷を負い、壮絶な仕打ちがまっていたのだった。ってお話。
『シャッター・アイランド』(2010年)
原題 | Shutter Island |
製作年 | 2010年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | パラマウント |
上映時間 | 138分 |
映倫区分 | R12指定 |
再びマーティン・スコセッシ監督とタッグを組んだレオナルド・ディカプリオ主演で贈るサスペンススリラー。
1954年に失踪した女性患者の謎を探るためにある孤島にそびえ建つ『犯罪者用精神病院』を訪れた米連邦保安官テディ・ダニエルズ(ディカプリオ)に数々の謎が訪れる。
共演にはマーク・ラファロ、ベン・キングスレー、ミシェル・ウィリアムズとスコセッシが好きそうな俳優のチョイスでも有名。
レオミステリーの境地
映画館で放映当時はCMや映画始まる前に、
「この映画のラストはまだ見ていない人には決して話さないでください」
と大きくテロップが出るほどのネタバレ不可ミステリーという異例の作品。
このテロップから「わかった。レオに魅入ればいいんだな。」と即座に理解できます。
初見の方は多分、パニックになります、意味不明です、何が何やらです。
2回観て理解できる箇所多いです。それでも面白い。唯一、ロボトミー手術の単語が気に入ります。
『シャッター・アイランド』内容
時は1954年。
連邦保安官テディ(レオナルド・ディカプリオ)とチャック(マーク・ラファロ)の捜査部隊はボストンハーバーにある孤島(別名シャッターアイランド)にある”アッシュクリフ精神病院”を訪れることになる。
この孤島で”レイチェル・ソランド”という1人の女性が謎のメッセージ(”The law of 4. who is 67?”)を残して行方不明となっていた。
その行方不明女性の謎を解く為に、病院に強制収容されている『精神異常犯罪者』の取り調べ中彼らが一種のマインドコントロールされている事に気づき、きな臭くなってきたのでコレが手掛かりだと思い真実を探すお話。
『インセプション』(2010年)
原題 | Inception |
製作年 | 2010年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
上映時間 | 148分 |
「メメント」の鬼才クリストファー・ノーラン監督が紡ぎだす難解SFアクション。
共演にはがっつり参加している渡辺謙、この映画で開花したジョセフ・ゴードン=レビット、更にはマリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、トム・ハーディ、キリアン・マーフィー、トム・ベレンジャー、マイケル・ケインってこれは凄いメンツ。
※ちなみに私のブログのタイトルにも使わせてもらっているのが、この「インセプション」というワードでもあります。
理解不能のノーランワールドレオ
もう濃厚なレオをたっぷり堪能した後にさらに頭を使わせる作品に出演するのがレオです。
ええ、映像美と共に理解不能です。ケンワタナベ出てきます、コマ回ります、止まります。
回ります。
2回観ても必ずパソコンで検索します。→理解できた感じになります→忘れます。
「犯罪現場は、お前の頭の中。」
『インセプション』内容
人が眠っている間に潜在意識に侵入して『他人のアイデアを盗む』という特殊犯罪を得意とするコブ(レオナルド・ディカプリオ)は、才能のせいで最愛の者を失い、さらに国際指名手配犯となる。
そんな彼に転機が訪れ、人生を取り戻す「インセプション」というミッションが舞い込んで来る。
※相手にアイディアを「インセプション(植えつける)」するのが目的。
『J・エドガー』(2011年)
原題 | J. Edgar |
製作年 | 2011年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
上映時間 | 138分 |
FBIの初代長官であるジョン・エドガー・フーバー(略:J・エドガー)の半生を描いた伝記映画。
クリント・イーストウッドが監督を務めてレオナルド・ディカプリオが主演である。
共演にアーミー・ハマー、ナオミ・ワッツ、ジュディ・デンチと中々の曲者揃いである。
完全に成り切るレオに注目
実話を元に作られているのでレオの「社会派映画も俺はいけるんだぞ」というのを容赦なく魅せつけてきます。
語りかけてきます。所々、シャッターアイランドっぽさの演技をかましてきます。
ヨボヨボのレオ(この映画の中ではちゃんと時代背景に時が立ち、レオが老います)が観れるのは必見。
わけわからない喧嘩のシーン以外と中途半端なラブストーリーがありますがレオの一挙一動が楽しめる映画。
レオにハマると同時にアーミー・ハマーにもハマってしまうのがこの作品。
『J・エドガー』内容
1924年が舞台。
FBIの前身であった”捜査局BOI”長官に任命されたレオ。
1935年にFBIへと改名した後も1972年に他界するまで長官として在任したJ・エドガー(レオナルド・ディカプリオ)は8人の大統領全てに仕えて、FBI自体をを犯罪撲滅のための超巨大組織へと発展させた。
かなりの功績を残した手前、強引で横暴な手腕が物議をかもし、さらには私生活でさえも謎に包まているこの男の実態はいかにってお話。
『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015年)
原題 | The Revenant |
製作年 | 2015年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
上映時間 | 157分 |
映倫区分 | R15指定 |
レオナルド・ディカプリオ主演で贈るアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督がタッグを組んだ、(J・エドガーに続く)実話に基づく荒野に取り残されたハンターの壮絶なサバイバルアクション映画。
レオ好きには込み上げて来るものがある
唇が寄っているトム・ハーディがレオの仇敵として熱演していることでも話題になっていますが、一番凄かったのは数々のアカデミー賞(第88回)を総嘗めにし、 めちゃくちゃ泣けたのがレオが主演男優賞を受賞してオスカー像を手にいれました。
※今までノミネートはされ続けていたが受賞しなかった。
2006年から約10年程で培った重鎮の演技はレヴェナントで爆発し、森の中で取り残されたハンターを熱演しています。
熊に出くわしたときは死ぬ思いで立ち向かうが、あえなくノックダウン。その緊張感や恐怖感はレオの真骨頂が観られます。
ええ、もう、容赦なく血が飛び散ります、普通なら即死の勢いです、でもレオだからなんとかなります、満足です。R15指定。
『レヴェナント: 蘇えりし者』内容
1823年のアメリカ北西部の極寒地帯が舞台。
毛皮ハンターの一団は先住民達のの襲撃を受けるが、犠牲を払いながら命から一部が生き残り逃げるように川を下った。
ハンターのひとりであったグラス(レオナルド・ディカプリオ)は息子ホーク共にガイドとして同行していた。
山越えルートを進んでいた最中は子連れの熊に襲われてかなり重傷を負ってしまう。
隊長のアンドリュー・ヘンリーは助からないと悟り、グラスを残して出発することを決意。
彼の最期を看取るモノとして息子ホークとジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)とジム・ブリッジャー(ウィル・ポールター)が残ることになる。
だが、ジョンが2人(息子ホークとジム)がいない間に瀕死のグラスを殺そうとした瞬間、息子ホークに見つかってしまう銃を向けられてしまう。だけども、ホークは返り討ちに合い殺されてしまう。その隙にジョンは逃亡。
瀕死ながらも一部始終を見ていたグラスは奇跡的に助かり、折れた足を引きずりながら息子の仇の為にジョンを追い始めるってお話。
最後に。
大好きなレオナルド・ディカプリオの良作をやさぐれている時をベースに簡単に紹介させていただきました!
タイタニックの頃のレオ自体も好きなのですが、やはり2006年から年相応の渋みが増しだして更に熱くなりました!!!
あー、レオの映画観ます。最高です。
ではでは!
レオ祭りをオススメする魁堵(かいと)でしたー!