
今回は本という題材に迫るアニメ『図書館戦争』をチョイスします。
本という誰もが読めていた情報が、ある法案により限られた本しか読めなくなっている世界であり、その法案に立ち向かう図書隊の攻防戦を描いた作品になります。
そんな図書館戦争の簡単な内容と、本の有難さを知る魅力を紹介します。
他の考えさせられるアニメとして「現代社会に苦言する『東のエデン』で感極まる面白い魅力。」や、「 現代に物申す『輪るピングドラム』は色々と考えさせられる…!」なども紹介しておりますので是非そちらもご覧下さい。
さぁ、本を守る為に奮闘しようじゃあないか。
『図書館戦争』とは?
図書館戦争 | |
原作 | 有川浩 |
監督 | 浜名孝行 |
キャラデザ | 中村悟 |
音楽 | 菅野祐悟 |
制作 | Production I.G |
製作 | 図書館戦争製作委員会 |
放送期間 | 2008年4月12日- 2008年6月28日 |
話数 | 全12話+未放送1話 |
図書館戦争 革命のつばさ 劇場版 | |
時間 | 105分 |
舞台は2019年の架空日本となる。
高校3年生の時出会った一人の図書隊員に憧れて図書隊入隊を志した少女、笠原郁。
ストーリーはそのまっすぐな成長と恋を追うとともに、メディアの自由を巡る人々の戦いを描く壮大なドラマ性を秘めたストーリー。
『図書館戦争』ストーリー
2019年(正化31年)。
公序良俗を乱して、人権を侵害する表現を取り締まる法律である「メディア良化法」が成立して30年の月日が経った日本が舞台。
情報という「メディアの自由」を巡って、”メディア良化委員会”と”図書隊”は長年抗争を繰り広げており、武力での抗争をしていた。
主人公である、笠原郁(かさはらいく)は高校3年の秋にある図書館での検閲で、自分の窮地を救った図書隊員(王子様)に憧れて、図書隊入隊。
本の自由、メディアによる表現の自由を守るために「メディア良化法」に抵抗し、獅子奮闘するお話。
『図書館戦争』の魅力とは?
本が”自由に読める有難さ”を改めて知るアニメ
(C)有川浩/株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス/図書館戦争製作委員会 出典元:図書館戦争 | アニメ動画見放題 | dアニメストアから引用
今では好きな本を自由に読んだり、ガジェットと呼ばれるタブレット、スマートフォン、パソコンなどでも気軽に読める電子書籍があります。
こういった気軽に手にとり情報や、物語を読めるのは本当に幸せなことだと感じます。
この世界では完全に本屋さんは処罰の対象であり、様々な本が取り上げ、そして排除されていく。
そんな中でも、一つ一つの本の大切さ(メディア)を伝えてくれるのがこのアニメであり、主人公の笠原郁が守りたいものが自然と重なります。
司書の友人からすでに『図書館戦争』に突入してると聞く。 04年の児ポ法改正で図書館の蔵書も児ポ法に引っかかることに→国会図書館「禁書リストくれ」→法務省「自分で判断しろ」→国会図書館「写真集118点等を閲覧禁止に」→他の公立図書館「図書館の自由に関する宣言」で抵抗中←イマココ t
— 今すぐしゃべりたくなる雑学 (@zatugaku007) September 18, 2020
読みたい本が誰でも手に入り、知りたいことが自由に調べられるって素晴らしいことですね。
(C)有川浩/株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス/図書館戦争製作委員会 出典元:図書館戦争 | アニメ動画見放題 | dアニメストアから引用
図書館が襲撃されてしまい本が飛び散り、そしてバラバラに切り刻まれたり、本が燃やされるるシーンは本当に痛々しい。
メディア良化法の方々も信念を掲げて行動しているのですが、それでも尚更胸が痛い。
こういった行動からも本という情報源がどれだけ大切か伝わります。
「図書館戦争」は例えば本が燃やされる場面で本が燃える様子よりも題名の方に目が行くようになっているのは辛い。ストーリーも表現の自由とか色々現実の問題を取り入れようとしているんだろうけど、それよりも岡田と榮倉が戦闘服で街に飛び出した時にこそ現実と映画が地続きになっていた。
— 斎藤ふみの濃いチーク (@tonarinojodan) November 12, 2015
本好きなら誰もが共感できる図書隊の人たちの心模様
(C)有川浩/株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス/図書館戦争製作委員会 出典元:図書館戦争 | アニメ動画見放題 | dアニメストアから引用
何が何でも「図書隊が本を守る!」という気持ちに観ていて感動も覚えます。
久しぶりに図書館戦争という作品に触れて、本を守る仕事に憧れた純粋な気持ちを思い出した
— なつまち (@1iemc4) August 29, 2020
最後に。
気軽に手に取ることができる本が色々と規制になってしまい、限られたものしか読めなくなっている。
そんな自由を奪われた世界を題材にし、本の有難さ、さらには情報がいかに大事かを教えてくれるのがこのアニメ。
たまにはこういったアニメも鑑賞してみてはいかがでしょうか。
きっと本に掛ける情熱が上がってしまうかもしれませんよ。
ではでは!
図書館戦争を推していく魁堵(かいと)でしたー!