
今回フューチャーするアニメ映画は「サカサマのパテマ」です!
この作品は「イヴの時間」で有名な吉浦康裕監督が手掛けたものであり、全てがサカサマである2つの世界を中心に物語を紡んでいくSFです。
そんな、このアニメ映画の内容や簡単な魅力をサカサマを中心に紹介したいと思います。
ちなみに他のアニメ映画として「世知辛いアニメ映画『イヴの時間』が色々と切ないからオススメ…!」や「心が痛い鬱アニメ『カラフル』は一生に一度は観て欲しい。」なども記事で紹介しておりますので是非ご覧ください。
さぁ、全てがサカサマで堪能しようか。
『サカサマのパテマ』とは?
映画『イヴの時間 劇場版』の監督である吉浦康裕氏が、原作・脚本・監督を全て手掛けた超大作。
主人公は地下集落でのお姫様である「パテマ」が色々な冒険で世界を観るというのが主軸です。
- 第17回「文化庁メディア芸術祭アニメーション部門」で優秀賞
原題 | Patema Inverted |
年度 | 2013年 |
時間 | 99分 |
ジャンル | SF |
監督 | 吉浦康裕 |
出演 | 藤井ゆきよ |
岡本信彦 |
『サカサマのパテマ』ストーリー
坑道が続く “地下世界” で暮らしている集落のお姫様である「パテマ」。
好奇心旺盛な性格からお気に入りの場所は立ち入り禁止区域であった
その場所を探険することが日課になっていたある日、いつものように区域へ飛び出したパテマに思いもかけない出来事に遭遇する。
そこで「エイジ」という青年に出会うってお話。
『サカサマのパテマ』主要人物
『パテマ』(Cv. 藤井ゆきよ)
本作の主人公でヒロイン。
地下に住むお嬢様。明るくて天真爛漫な性格であり、感情表現が豊かである。
禁止区域への好奇心が強く、地上世界への「アイガ」に落ちてしまう。
『エイジ』(Cv. 岡本信彦)
本作の地上での主人公。
管理下のもとである、国「アイガ」での生活を嫌い色々と過ごしている、不良少年である。
空を見上げていると、偶然にも落ちてきたパルマを見つける。
『サカサマのパテマ』の魅力とは?
その名の通り「サカサマ」の世界が』舞台
©Yasuhiro YOSHIURA/Sakasama Film Committee 2013 出典元:“重力対談”が実現! 「サカサマのパテマ」吉浦康裕氏と「GRAVITY DAZE」外山圭一郎氏が,ゲームや映画についてトコトン語り合ったから引用
タイトルで既にお分かりだと思いますが重力が真逆の世界で、地下の世界である荒廃で住む層と、地上に住む先進世界の層の対比が最高に魅力的です。
”地下” と “地上” では重力が逆転しているのであちらの世界に足を踏み込んだ瞬間に、まっさかさまに落ちる光景はゾッとします。
その設定ありきなので先が気になりだして止まりません。
サカサマこえー!
サカサマのパテマ最高やった!
こういう作品がみんなに見られるべきや!!
なんか、何見てもいつ逆さになるんかと、錯覚するわ(笑)— ハットリ (@kenwwe2) June 8, 2019
アニメの中で伝わる場面切り替えの描写
©Yasuhiro YOSHIURA/Sakasama Film Committee 2013 出典元:“重力対談”が実現! 「サカサマのパテマ」吉浦康裕氏と「GRAVITY DAZE」外山圭一郎氏が,ゲームや映画についてトコトン語り合ったから引用
「パテマ」が新世界(サカサマの世界)に足を踏み入れてから、アニメの中の場面切り替え(カメラワーク)が反転(180度)した表現をグイグイ魅せつけてきます。
目が回りそうな展開ですが、観ている側も「どちらの世界での視点なのか?」という楽しみ方もできます。
というより、地上に出てからの空が圧倒的綺麗なのが吉浦康裕監督の真骨頂だと感じさせてくれます。
地下と地上という2つの世界観でそれぞれの住人である主人公たちが吉浦ワールド全開で、場面切り替え(カメラワーク)で表現をしてくるので私たちにワクワク感を常に魅せる。
これが実にリアリティがあり、私たちも同じ世界観に没頭ができます。
あっ!サカサマのパテマ!サカサマのパテマを見てください、めちゃくちゃ綺麗で素敵な作品なんです!
— ただのくまさん (@_kuma_3_) April 25, 2020
淡い恋愛が見える主人公の2人
©Yasuhiro YOSHIURA/Sakasama Film Committee 2013 出典元:サカサマのパテマ|制作実績一覧|DIRECTIONS, Inc.から引用
地上世界に降り立ってから「パテマ」はもう一人の主人公である「エイジ」と出会い淡い恋愛模様がしばしばしと見られます。
エイジの住む地上世界では”サカサマ人は悪”という教えがありますが、偏見をもたないエイジがパテマを庇い助けようとする姿、そして罪人として捕まってしまうパテマを助けにいく姿などは心討たれるモノがあります。
そして相反する二人がどうなってしまうのかという期待感と、本当のサカサマ人はどちらなのかという謎が解けていく瞬間は見逃せません。
是非、その目で確かめてほしいです。
サカサマのパテマ久々に観たんだけど、独特な世界観でやっぱり面白いし映像も曲も美しくて最高!パテマがかわいい最高!!
— 🍬 (@dwuuuuuuun) May 5, 2020
最後に。
吉浦監督は、今でいうと海誠監督作品の様な綺麗な映像美が楽しめるのも面白い魅力だと感じます。
こういったテイストのアニメは中々ないと思いますので楽しめますよ。
ではでは!
サカサマパテマ推し魁堵(かいと)でしたー!