
今回は映画好きにしから絶対にわからない目の青くて綺麗な俳優、「キリアン・マーフィー」のをチョイス。
中性的なフェイスで何とも見たことあるような、ないような俳優ではあり、青い目が印象的。そして、確かな “演技力” とその場面での “存在感” は超絶インパクトに残し、観る人を全て魅了します。
そんな彼のおすすめの映画を7作品ほど、簡単に紹介したいと思います。
さぁ、キリアン・マーフィーを堪能しようか。
『キリアン・マーフィー』とは?
1976年5月25日生まれのアイルランド俳優。ブルーアイが特徴。
1990年代後半から2000年代前半にかけて「アイルランド」や「イギリス」の映画や舞台で地盤を築き活動をする。
2001年にある映画に出演した際にダニー・ボイル監督が偶然拝見し惚れこみ、『28日後…』の主演に抜擢され知名度を大幅に上げ、作品もヒットしたことにより数々の賞にノミネートされる。
2003年公開の『コールド マウンテン』でハリウッド作品に初出演。
2005年には主演のスリラー映画の『パニック・フライト』で活躍し、スケアクロウ役で出演したノーラン監督『バットマン ビギンズ』が大ヒットする。また、『プルートで朝食を』での”性同一性障害を抱えた青年”を演じゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされるという経歴を作り、2005年は完全に当たり年になった。
現在も積極的に映画に出演し、完全に玄人向けだが映画好きとしては絶対に外せないヨーロッパ系俳優の一人である。
『28日後…』(2002年)
原題 | 28 Days Later… |
製作 | 2002年 |
製作国 | イギリス |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
時間 | 114分 |
映倫区分 | PG12 |
「トレインスポッティング」ダニー・ボイル監督がキリアン・マーフィーに一目惚れし主演に起用したサイバイバルホラー作品。
ロンドンで起きた一度感染すると精神を破壊されて人を無性に殺したくなる未知のウィルスによる、人類滅亡ムービーを描いている。
目を覚ます「キリアン・マーフィー」に降りかかる恐怖
主人公のキリアンが目を覚ますと一人もいないロンドンの街並み。
完全に無人になってしまい自分の足音だけで、さまよう光景は異様でかつ恐怖心を煽って来ます。これだけでも映像に感化されてしまう。
生存者と思い近づくと、感染者であり、いきなりが襲い掛かり生き延びる…。
その恐怖感とパンデミックがひしひしと演技魂を魅せるキリアンに惚れてしまいます。
さらに感染者以外にも、キリアンの恐怖を底上げするのが生きている人間。
軍が一部生き残り拠点を構えているのですが、そこでキリアンと女2人(途中で仲間になった)が連れ去られる。
そいつらの目的が”このパンデミックの世界で新たな世界を作るには俺たちの子孫を残すしかない”みたいな考えで、それを聞いたキリアンがブチ切れて反抗するがあえなくダウンするが…なんとか2人が襲われる前に助け出す…。
もう、必死の演技のキリアンが秀逸過ぎて凄い。この表現が適切。
『28日後…。』|あらすじ
たった1滴の血液で感染して、なおかつ人間の精神を数秒崩壊させる新種のウィルスが発生したのが事の始まり。
感染者のしたものは激しい怒りで溢れてしまい、人間の声を聞いただけで相手を殺すために動くというもの。
そのウィルスが発生してから28日後、ジム(キリアン)は病院の集中治療室で昏睡状態から目覚める。
あてもなく外をさまようジムは、生き残った4人の感染していない者たちと共に1台のタクシーで旅立つ。ってお話。
『パニックフライト』(2005年)
原題 | Red Eye |
製作 | 2005年 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 85分 |
ホラー映画界の巨匠『ウェス・クレイブン』によるサイコスリラー。
サイコ感たっぷりの悪役キリアンに酔いしれる
アメリカ人になりきる為に特訓(30日以上)し、この映画に挑んだ、
キリアン・マーフィーのストイックさが凄い映画です。
キリアンが持っているブルーアイが観るものを魅了し、その紳士的な役からサイコ感が凄いテロリストになるのが半端なく秀逸です。
自分は人を殺しているという下りのブラックジョークからの、キリアンの奇妙な違和感がさすがだなっと思った作品。
レイチェルは終始 “わたわた” しているだけなので、流し見程度で大丈夫。
『パニックフライト』|あらすじ
マイアミのとある豪華ホテルでマネージャーとして働いていたリサ(レイチェル・マクアダムス)は、テキサスからの帰りに深夜でのフライトに乗り込む。
偶然に乗り合わせた隣の席には、先ほど空港で知り合ったリップナー(キリアン・マーフィ―)がいた。
だが、リップナーの正体は、”要人の暗殺を企むグループ”の一員というのが発覚してんやわんや。
彼の要求はリサが勤務しているホテルに宿泊する要人の部屋を変えるということだった…要求をのまなければリサの父親の命は無いというもの。どうするリサ!ってお話。悪役キリアンが目とかやられる。
『バットマン・ビギンズ』(2005年)
原題 | Batman Begins |
製作 | 2005年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
上映時間 | 140分 |
病的なまでの役作り「クリスチャン・ベール」を主演に迎える、クリストファー・ノーラン監督作品。
共演にリーアム・ニーソン、重鎮モーガン・フリーマン、玄人ゲイリー・オールドマン、ヒロインはケイティ・ホームズ、更には我らの敵役キリアン・マーフィ―という最高の組み合わせ。
渡辺謙がちょろっと出ている。
監督が気になる程のキリアンの目力がヤバい
バットマン役のオーディションであえなくリアリストの天才「クリスチャン・ベール」に奪われました。
ですが、ノーラン監督がキリアン青い目(ブルーアイ)を気に入って敵役クレインことスケアクロウ役で起用されたことは有名なお話。
マフィアと手を結ぶ精神科医という鬼設定を見事に演じています。
もうなんていうかセクシーなマスク野郎なんて思いつくのは、このキリアン「スケアクロウ」しかいないでしょう。
ハンニバルに出てきそうな悪役を見事に演じ切っているが、カメラが必要以上にキリアンの目を写そうとしているのは監督の要望かもしれない。
映画全体は文句なく傑作。
『バットマン・ビギンズ』|内容
両親を意味不明な理由で殺害されたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、世の中に幻滅しバチキレ。
この不当で不毛な闘いに終止符を打つために、弱者を餌食にする小悪党を倒すことを心に「バットマン」となり世の中を粛清する。
『プルートで朝食を』(2005年)
原題 | Breakfast on Pluto |
製作 | 2005年 |
製作国 | イギリス |
配給 | エレファント・ピクチャー |
時間 | 127分 |
ニール・ジョーダン監督作品。
自分の感覚に悩む青年キリアンが、母親を探す旅に出ながら自分自身を見つめ直していくのが肝。
共演には『96時間』の最強親父リーアム・ニーソン。
この作品でゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にキリアンがノミネートされた。
妖艶なキリアンに酔いしれる最高傑作
キリアンの本領発揮と言いざるえない女装姿が似合いすぎるとこに感極まります。
女性になりきっているキリアンは、妖艶という言葉が似合う圧倒的オーラで周りを虜にします。彼の体系もあります。
やはり中性的なフェイスがそれを物語っていると思います。
『プルートで朝食を』|あらすじ
親から捨てられた乳児パトリック(キリアン・マーフィー)は、最強親父リーアム・ニーソン神父に助けられて、養子になる。
美しく中性的な青年”キトゥン”へと成長したパトリックは、アイルランドの田舎ではkなり浮いた存在だった。
あるときに自分は孤児だということを知り、(中性的な役をやらしたら天才キリアンの本領発揮)実の母を探す旅に単身向かうってお話。
『サンシャイン2057』(2007年)
サンシャイン2057 (字幕版)を観る | Prime Video
原題 | Sunshine |
製作年 | 2007年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
上映時間 | 108分 |
『28日後… 』のダニー・ボイル監督と再びタッグを組んだSFスリラー作品。
太陽の崩壊で、地球滅亡の危機に陥っている近未来を舞台にし、究極の任務に行うって映画。当時最新のVFXを駆使しているが、それなりに少し凄い。
主演はキリアン・マーフィで、共演にミシェル・ヨー、真田広之と中々のキャスト陣営も監督の好みが出ている。
「物理学者キリアンの何とも言えない中途半端が良い
ダニーボイル監督の作品ということでいの一番でオーディションを受けたとキリアン。天才か。
だけども、内容はいまいち…というのは置いておいて、中途半端に活躍するキリアンを堪能できるだけで最高なのだ。
初めはごちゃごちゃ言いながら真田広之に助言しまくりなのだが、いざ自分の番になると「クズ」っぽさが珍しくて新鮮。
『サンシャイン2057』|あらすじ
50年後の近未来。
太陽が消滅しそうな世界で、地球も滅亡の危機にさらされていた…。
人類の最後の望みは宇宙船”イカロス2号”に搭乗した船長(真田広之)と物理学者のキャパ(キリアン・マーフィ)と、男女8人の超エリート。
彼らは太陽に接近して復活させるという任務だったが予想通りの異常事態に巻き込まれてゆくってお話。
『TIME/タイム』(2011年)
TIME/タイム (字幕版)を観る | Prime Video
原題 | In Time |
製作 | 2011年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
時間 | 109分 |
テクノロジーの発展によって裕福な者は永遠に生きられ、貧しい者は寿命のために働き続けなければならない近未来アクション・サスペンス。
アンドリュー・ニコル監督が務めているので舞台設定が巧妙で時間に支配されるという格差社会を描き出している。
主演は何かと女性に人気のジャスティン・ティンバーレイクで、この映画で注目の的になったアマンダ・セイフライド、更にアドバイザー的なポジションに我らのキリアン・マーフィでお腹いっぱいという布陣。
一つ言えるのは日本語吹替で観るのは絶対におススメしない映画でもある。
圧倒的チョイ役で魅せるキリアンの存在感
初めに言いますがチョイ役です。
大根役…いやジャスティン・ティンバーレイクに色々と指南するのがキリアン(裏がありますが)。
時間バランサーと”貧民”と”富豪”の間を取り持つ存在「タイムキーパー」として、存在感を発揮しています。
完全に終わっている世界に抗う主人公たちを執拗に追い詰める姿はさすがキリアン。
追記するなら、声優の内田夕夜さの声がドンピシャで合っている。
でも、吹替で観るのはおススメしない。
『TIME/タイム』あらすじ
科学技術が進歩しすぎて老化現象を解決したという近未来が舞台。
この世界では25歳で生体成長が止まり余命1年を宣告され、その中で社会が構築されている。
お金のある富裕層は寿命を「時間」として働かず購入でき、貧困勢は寿命を延ばすための時間を、働き続けて購入しなければならなかった。
貧困勢ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、”時間”欲しさに裕福な男性を殺した容疑を掛けられて追われてしまいってお話。
『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』(2017年)
ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 を観る| Prime Video
原題 | Anthropoid |
製作年 | 2016年 |
製作国 | チェコ・イギリス・フランス合作 |
配給 | アンプラグド |
上映時間 | 120分 |
映倫区分 | PG12 |
第二次世界大戦下の史実を基に描いた『ナチス高官ラインハルト・ハイドリヒ暗殺作戦の顛末』を描くサスペンス作品。
ホロコースト(引用参照)に深く関わってきた7人の実行部隊が襲撃した後、ナチスの容赦ない報復が始まる過程が描かれている。
主演はガチな演技を魅せいるキリアン・マーフィと、よくわからない映画に出演しまくりのジェイミー・ドーナンが共演している。
第二次世界大戦中の国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)率いるナチス・ドイツがユダヤ人などに対して組織的に行った大量虐殺を指す。
ホロコースト – Wikipedia より引用抜粋
迫真に迫るキリアンと相棒ジェイミーがマッチしすぎ
頑なに真っ当なヨゼフ(キリアン)と情が熱いヤン(ジェイミー)はナチスの大将を暗殺という任務の下で協力しながら支えあうチェコの軍隊。
ですが、 お互いに役に入り込み過ぎて本当に実在するんじゃないかという演技っぷりを魅せてきます。
予備知識を入れてからこの映画を観るとより一層楽しみ方が増えますが、壮絶な銃撃戦はリアル過ぎて引いてしまう程。
余談ではありますが、本当にチェコは歴史上に繰り返し悲劇に見舞われているが凄く伝わる圧巻の映画。 『愛国者なら国のために命を落とす覚悟が必要だ』、このセリフが全てをものがたっていました。
『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』|あらすじ
第二次世界大戦下のナチスの実力者で大将『ラインハルト・ハイドリヒ』は恐れられていた。
彼の暗殺を企てた”イギリス政府”と”チェコスロバキア亡命政府”の指令でヨゼフ(キリアン)とヤン(ジェイミー)と7人達の暗殺部隊がチェコ領内に潜入するが色々とナチス側の報復が始まり凄いことになる…ってお話。
最後に。
いかがだったでしょうか?
本当に知る人ぞ知る「キリアン・マーフィー」であり、目が特徴ではありますがその個性的な出演作品も観る人を惹きつけますよ!
「なんだこれ?」という作品は大まかに抜いてありますので、魅力が伝わる映画をチョイスさせてもらっております。
この機会にキリアン祭りで楽しんでもらいたいです!
(あえて、インセプションはおススメしない。)
ではでは!
キリアン推しの魁堵(かいと)でした!