世知辛いアニメ映画『イヴの時間』が色々と切ないからオススメ…!

 

 

どうも! 魁堵(かいと)です!

今回は独特なアニメーションで異彩を放つ「吉浦康裕」監督作品『イヴの時間 劇場版(映画)』をピックアップ!

このアニメは「ロボット」が現実世界で実用化されており、人間型ロボット=通称:アンドロイドが実用化されている時代という近未来チックなアニメになります。

人間とアンドロイドの世知辛い思いが交錯しながら、色々な人間模様を感じ取れる作品であり、現実に起こりうる物事を美しい映像とミックスされており、とても考えさせられます。

そんな「イヴの時間」について、魅力をふまえ簡単にご紹介します。

 

ちなみに他の世知辛いアニメとして心が痛い鬱アニメ『カラフル』は一生に一度は観て欲しい。特撮アニメ『SSSS.GRIDMAN』は普通に面白い最高峰のアニメだった…!なども記事で紹介しておりますので是非ご覧ください。

 

さぁ、近未来を肌で感じようか。

 

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『イヴの時間 劇場版(映画)』とは?

2008年の8月にGYAO!とニコニコ動画からインターネット上で公開され、各話とも約15分で全6話で構成されていたのが原型。

その2年後の2010年3月6日に、全6話を再編集して公開されたのが「イブの時間 劇場版」です。

演出、原作、脚本、そして監督は『吉浦康裕』氏が全て担当をしていることでも有名であり、監督の独特なアニメーションタッチ、カメラの回り込みアングルからの上部スライドする文字、それを3DCGで前面に推しだして魅了します。

 

『イヴの時間 劇場版(映画)』ストーリー

「ロボット=アンドロイド」が当たり前の様にさまざまな分野で活躍しており、人間とアンドロイドの区別が付かない程に社会の中に溶け込んでいる近未来のお話。

一般家庭に普及する家事用アンドロイドの「ハウスロイド」が人間と全く差がないアンドロイド(頭上にリングがついている)にメンタル依存する人々が着実に増え始めており社会問題にもなっていました。

主人公であり、高校生の「向坂リクオ」は自宅にいるハウスロイドである女性型アンドロイド「サミィ」の行動を記録しており、彼女の中にあるログに違和感を感じていたリクオは真相を探る為にGPSの記録を追い、その場所に辿りついた所は喫茶店「イブの時間」であった。

そこは「人間もロボットも区別しない」というルールが存在しているのだった。

 

「未来、たぶん日本。“ロボット”が実用化されて久しく、“人間型ロボット”(アンドロイド)が実用化されて間もない時代。」

引用元:イヴの時間 | スタジオリッカ

 

 

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『イヴの時間 劇場版(映画)』主要登場人物

「向坂リクオ」(CV. 福山潤)

本作の主人公の高校生。

両親に姉、そしてハウスロイドとしての「サミィ」と一緒に生活をしています。「サミィ」を家にある “家電” として普通に扱っていたのでしたが、喫茶店『イヴの時間』に訪れてからは考えを改めようとします。

 

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「サミィ」(CV:田中理恵)

主人公の家にいるアンドロイドであり「ハウスロイド」。

主人公の家では従順に家事をこなすのだが、喫茶店である「イヴの時間」の中では感情があるような表情を見せています。

 

『イヴの時間 劇場版(映画)』が世知辛くて好きな魅力とは?

「人間」と「アンドロイド」の見分けが付かない喫茶店『イヴの時間』

© 2009/2010 Yasuhiro YOSHIURA / DIRECTIONS, Inc.

出典元:イヴの時間 | スタジオリッカから引用

 

作中でアンドロイドには頭上にリングがついているのですが、主人公のリクオが訪れることになる喫茶店「イヴの時間」では、“人間とロボットを区別しない” というルールが存在します。

アンドロイド自身もリング表示をしていないという、見ている側も困惑させる仕掛けが何とも上手く表現され、この喫茶店の中での「人間」と「アンドロイド」が平等に扱われる関係性が私たちが見ている側も、作中の主人公達も困惑するのがみてとれます。

アンドロイド自身への思いの交錯が色々とミックスされて “どうなってしまうんだろうか” という思いを駆り立てるのが凄いところ。

 

© 2009/2010 Yasuhiro YOSHIURA / DIRECTIONS, Inc.

出典元:イヴの時間 | スタジオリッカから引用

 

そしてリクオはある女性との会話がきっかけになり「姿かたちは似ているが、私たち(アンドロイド)は全然違う。だけども、違うからこそわかってあげたい。愛する家族(人間)だからわかってあげたい。」という言葉が本当にアンドロイドにも感情があるんだと感じ成長。

この現実世界でも起こりうる色々な差別、はたまた偏見の世の中を「イブの時間」という喫茶店の中だけで理想の世界を築いている。

そして相手が誰であろうと、自分(相手)にとってどんな存在なのかを問いかけてきます。

そんな分け隔てない世の中での在り方を考えさせられ、世知辛い感情に、好き、愛と言う言葉に胸が締め付けられます。

 

これらをひっくるめて訴えてくるのが、魅力あふれるところなのです。

 

 

最後に。

テイストは近未来のSFというジャンルなのですが、アニメ特有の静けさとゆっくりと流れる時間、そして切ない気持ちになりながらも感動させられるという珍しい作品。

全体的に凄くまとまりが良いので、久しく何とも言えない気持ちになっていない方は是非ご鑑賞してはいかがでしょうか。

現実世界でもありえるかもしれないし、ありえないかもしれない。

そんな世界を一度は体験してみるのも良いかもしれません。きっと楽しめますよ。

ではでは!

吉浦監督推しの魁堵(かいと)したー!

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