
今回は異世界転生モノで私の一番好きな作品『幼女戦記(ようじょせんき)』をピックアップ。
タイトルで萌え要素アニメとして敬遠されがちですが、重厚な戦記アニメで非常に面白かったので簡単に魅力を紹介します!
さぁ、化物を拝みにいきましょうか。
『幼女戦記』とは?
放映期間 | 2017年1月―2017年3月 | |
話数 | 12話+劇場版1作(2019年2月8日) | |
原作 | カルロ・ゼン | |
公式サイト | http://youjo-senki.jp/ |
カルロ・ゼン氏によるライトノベルです。イラストは篠月しのぶ氏。
2018年12月にライトノベル(既刊11巻まで)が累計400万部を突破するという破竹の勢いの作品でもあります。
ライトノベルでは色々と人物の焦点が変わっているが特徴。
そして2017年にアニメ化(全12話)、2019年に続編の「劇場版『幼女戦記』」として放映されています。
アニメ版では主人公である「ターニャ・デグレチャフ」に焦点を充てて見やすく構成されているのが特徴です。
『幼女戦記』┃ストーリー
超リアリスト主義のエリートサラリーマンだった主人公が突然駅のホームから突き落とされ死亡すると、創造主を「存在X」に自分理論をぶちまけたら神を信じないことに激怒されて異世界へと転生。
転生された場所が「銃」と「魔導宝珠」を駆使する『魔導兵』が全ての軍最重要精鋭として漂う世界。
幼女ターニャ・デグレチャフとして転生させられた主人公は類まれない才能で士官学校に8歳で進学。
その後、9歳にして精鋭部隊「航空魔導師」に任官。
統一暦1923年に北方の”仮想敵国”と”協商連合”が領土問題で揉めて、領土を進行したことで戦争になり、徐々に戦火が広がっていく中で主人公の才覚と生前の知識を駆使し「世界大戦」で大いに活躍する。
「徹底した効率主義」と「分析能力」により自分の気持ちと裏腹に戦果をあげてしまい、「帝国」のエース魔導師になってしまうみたいなお話。
『幼女戦記』┃主要登場人物
『ターニャ・デグレチャフ』(CV.悠木碧)
主人公(転生前は元リアリスト主義者かつエリートサラリーマン)。
転生前は自らリストラした元部下に駅のホームから突き落されて殺されたが、その瞬間に神を信じない超個人主義者に怒りを覚えた自称「存在X」により、”神を信じざる得ない”魔法が存在する異世界に幼女として転生させられる。
主人公は生き残る為に軍人の道を歩む。後に「ラインの悪魔」として恐れられる。
「効率至上主義」と「出世至上主義」に支配された超個人主義者であり、さらに完全平和主義者の為に共主義者に対しては圧倒的に与えられた才能で駆逐する。
『ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ』(CV.早見沙織)
ターニャが出世する前にライン前線時に部下につけられた新兵。
後にターニャの元の副官となり、戦争狂が集まるターニャ部隊屈指の常識人。
愛称は「ヴィージャ」。※漫画版デザインでは超美人、アニメではムーミンということでも有名。
『エーリッヒ・フォン・レルゲン』(CV.三木眞一郎)
帝国軍参謀本部の参謀将。基本的に真面目かつ冷静。
レルゲンが講師として着任していた時に、ターニャ(士官学校時代)が命乞いをした下級生に対しての振る舞いを見て、ターニャを根っからの「異常者・狂人」と認識し、異常なを警戒心を抱く。
戦争がターニャの思うがままにコトを進み、その現実に苦悩し、「あれは…化け物の皮を被った幼女です。」 とターニャを比喩する。
『ハンス・フォン・ゼートゥーア』(CV.大塚芳忠)
帝国軍職務参謀次長。階級は准将。沈着冷静で帝国軍はこの人がいないと終わる。
この戦争についてターニャ本人と話をし「世界大戦の全貌」を伝えられ最悪の現実と向き合うことになる。
ターニャの良き理解者。大塚芳忠さんの声が渋い。
『クルト・フォン・ルーデルドルフ』(CV.玄田哲章)
帝国軍作戦参謀次長。階級は准将。真面目かつ力こそ正義。
ゼートゥーアとは盟友。現場寄りの考え方ではあるが風貌から分かる様に優秀な軍人。
葉巻が似合いすぎる。常に有利を得るためにターニャ達を各地の戦場へ送り込んでいく。
※シュワちゃん臭がする。
『幼女戦記』の魅力とは?
主人公が描いた通りにならない展開が秀逸
© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会 出典元:「幼女戦記」アニメ公式サイトから引用
彼女は非常に冷静沈着かつ超合理主義な為、命令に背いた部下を容赦なく敵の的になる後方に追いやります。
”思いやりを見せた”かと思いきや、全て戦死させるといった酷薄さを見せてきます。
だが、要領良く能力を発揮する彼女(安全な後方勤務を希望している)はその能力を買われて毎度毎度前線の活躍を余儀なくされます。
名セリフ「どうして、こうなった…!!」は観ているものをニヤリと笑わせ、「そりゃ、そうだよな」と視聴者にも魅せる展開も中々です。
幼女戦記くそ面白いな…最強最悪の妖精の内側が見えるとは…異世界転生モノだとは思いもよらなかった
— 墓地先輩 (@bochsenpai) 2019年4月25日
魔法と銃器が入り乱れる圧巻的バトルシーン
© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会 出典元:「幼女戦記」アニメ公式サイトから引用
この作品のもう一つの魅力的な所をあげるとしたら、血が滾る壮絶な戦場です。
戦争と同じ銃を駆使するのですが、それに魔法(演算法珠と呼ばれるもの)が混在したらもう厨二病爆発ですよね。
空が魔法で飛べ、さらに銃の弾の威力増加+防御壁というの最強スペック。空中戦が主なメイン(航空魔導隊vs.航空魔導隊など)になるのですが、アクションが爽快でさらにはド派手なシーンが最高に爽快です。
「存在のX」から得たチートの能力を最大限に使ったターニャの戦闘と緻密なバトルシーンは誰もが魅了させられます。
幼女戦記ィ!?タイトルからして幼女同士が戦うバトル物やろなぁ!
って思って長い事スルーしてたら思ってたのと違った。— れたすけ (@retasuke_ch) 2019年4月1日
タイトルに偽りなし『幼女戦記』という戦記アニメ
© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会 出典元:「幼女戦記」アニメ公式サイトから引用
主人公が転生して「幼女」になっただけの、骨太な戦記アニメです。
ですが、幼女である「ターニャ・デグレチャフ」が気になってしょうがないんです。セクシーなシーンや、可愛らしいシーンなんて皆無です。でも、気になってしょうがないんです。
ですが、「幼女戦記」は純粋にクオリティが高い作品なのです。
世界大戦の情勢を想起させるこの世界観が本当にのめり込み、大人達の裏での試行錯誤にターニャが関わりさらに熱いモノにしてくれてます。
正直な所、魔法が使える戦争アニメだけだったとしても成功していたと思います。
あと、幼女戦記を数話だけ見たんですが、めっちゃ良い軍隊戦争ものアニメだった、幼女だけどロリアニメ要素皆無のガチ軍人だった。帝国軍がドイツっぽいのも個人的に非常にエモかった。あと作画クオリティめっちゃ高かった。
— 月屋 (@tsukiya_i) 2019年4月24日
最後に。
この作品はやはり “萌え要素皆無の戦記アニメ” というところが最高です。
レルゲンのセリフにもある「これは幼女の皮を被った化物」と比喩されるような、ターニャの戦争での活躍が垣間見れます!
この機会に是非あなたもご覧になってみてはいかがでしょうか?
きっと彼女の魅力ハマってしまうこと間違いないですよ。
ではでは!
大好きなアニメ紹介する魁堵(かいと)でしたー!