『くにおくん』シリーズの懐かしすぎるおすすめ11作品!ノスタルジックを感じるファミコンゲーム。

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どうも! 魁堵(かいと)です!

今回は会社が倒産してしまったテクノスジャパン(今ではアークシステムワークスに版権は譲渡。)が生み出したアクションゲームである、

「くにおくん」シリーズをピックアップ!

このゲームは主人公の「くにお」を始め、ハチャメチャに他校との乱闘を面白おかしくバトルをし、はスポーツなどで対戦するケンカアクションゲームになります。

単純操作でのパンチ、キックからの独特な必殺技や懐かしの食べ物(酢昆布やあたりまえクラッカー)、そして身の回りの物で攻撃したり(ゴミ箱、ビール瓶、石)と、ハチャメチャゲームの基盤を作ったとしても過言ではありません。

そんな、ゲーマーじゃなくても一度は見たことがある「くにおくん」のノスタルジック感じれるゲーム11作品を簡単に紹介させていただきます。

 

くにおくんシリーズはファミコンが原点ではありますが、現在はPS4やニンテンドースイッチ、3DS、WiiUなど最新機種で色々遊べるのが特徴。今回はそれらのハードで一番遊びやすいリンクを張っておりますのであしからず。

 

 

さぁ、「こがねむし」という名前で時代劇しようか。

 

目次
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『くにおくん』シリーズとは?

熱血硬派くにおくん|くにおくん オフィシャルポータルサイト

1986年に発売された、正義の不良「くにお」として、悪人を退治していく、ハチャメチャケンカアクションゲームです。

全「くにおくん」シリーズの特徴としては、それぞれに超人的な力、運動能力を持っている高校生が暴れまくり、殴る、蹴るで “闘う” というのが主体です。

シリーズ共通でプレイ自由度は大変高く、アクションや個性もキャラによってまちまちであり、それを楽しむこともでき、お気に入りのキャラに愛をもつことができます。

1987年にはケンカアクションにスポーツをミックスしたゲームが軒並み発売され『熱血高校ドッジボール部』を筆頭に、サッカー、アイスホッケー、運動会、野球など他校も操作できるようになり、より面白みが深くなりました。

普通のスポーツゲームとは違い、ラフプレイが容易に行えるようになっており、妨害工作(殴る、蹴る、物を投げる)やドーピングを行いながら、勝利をもぎとるバトルロワイヤル要素も含んで人気。

テクノスジャパン倒産後にアークシステムワークスに譲渡されてからは、3DS「くにおくん 熱血コンプリート ファミコン編」や PS4 & Switch「くにおくん ザ・ワールドクラシックスコレクション」で詰め合わせが発売されています。

 

『熱血硬派くにおくん』(1987年)

主人公である「くにお」を操作して、親友である「ヒロシ」が何者かに誘拐されたの救出するとした「くにおくん」シリーズ第1弾のケンカアクションゲーム。

今でこそ2頭身のキャラで確立していますが、当時発売された「初代」では、無理やり3頭身のキャラで画面内に溢れかえる敵を殴る、蹴るなどをしてぶちのめす作品となっています。

誘拐した相手は今では彼の方が人気があるんじゃないかと思わせる、花園高校の「りき」がボスとして登場しています。

一つ言えるのがキャラクターに全然可愛い要素がない、本当に硬派なゲーム。時代の波。

 

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『熱血硬派くにおくん』プレイ映像

 

80年代のツッパリブームが見事に反映されており、当時に流行っていた不良漫画、ヤンキー漫画などとリンクするかのような高校生達のガチの「拳」「蹴」などで殴りあう蹴り合うという喧嘩アクションゲームの先駆け。

後にカプコンで発売されたファイナルファイトを始め、数々のベルトスクロールアクションの原型になっているのではないかと思わせる感じはグラフィックが多少粗くても許容範囲の面白さです。

当時の思い出として、ラスボスである「さぶ(ヤクザ)」が拳銃をぶっ放してくるのですがタイミングがわからずに、当たると即死というキレる案件が醍醐味。マジでキレます。

※後に「熱血硬派くにおくんすぺしゃる」としてセルフリメイクされています。

 

『熱血高校ドッジボール部』(1988年)

「くにおくん」シリーズで第2弾にあたり、「スポーツ」を主体としては第1弾の作品になります。

熱血高校での「ドッジボール部」に所属している「くにお」達が、他行や世界とドッジボール対決をし世界一を目指すのが主体となっています。

「遠征試合モード」、「対抗試合モード」、グラウンドで一人になるまで、ボールを死ぬまでぶつけ合う熾烈なサバイバルバトル「クラブ活動モード」が選択できます。

この辺りからキャラクターの原型がほぼ出来つつあり、3頭身がギリ2.5頭身になりフェイス自体がいつもの「くにおくん」に近づいているのも特徴の一つ。

普通のドッジボールではないので、基本的にファウルが存在せず、相手にとことんボールをぶつけて全員の体力をゼロしたら勝利という過酷な、というよりキルして天使にどんどんさせていくボールでの殴り合いのゲームです。

ドッジボールで相手に当てる爽快感は群を抜いて面白い。

※後にスーパーファミコンで「くにおくんのドッジボールだよ全員集合!」という続編、さらにはDSで「超熱血高校くにおくん ドッジボール部」が販売されています。

 

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『熱血高校ドッジボール部 』プレイ映像

 

いかに相手のチームを「必殺シュート」で薙ぎ倒すのが “カギ” というより、それが一番面白いのがドッジボール部の最大の魅力です。

相手のボールをキャッチすることも可能ですが、タイミングがシビアすぎてほぼ必殺シュートが当たります。

というより、CPUはキャッチする気ゼロなのではなんで…?

個人的なお気に入りは熱血高校が使う「ほえほえシュート」で、このボールはめちゃくちゃ球スピードが遅いのですが当たると地の果てまで吹っ飛びます。

いや、演出だけなのですが爽快感が凄い。なんだこれってなります。

色々な必殺シュートがキャラクター毎に設定されていますので、色々とお気に入りのシュートを探す楽しみもあります。

 

『ダウンタウン熱血物語』(1989年)

「くにおくん」シリーズの第3弾にあたる作品であり、テイストが少し変わりアクションロールプレイングの要素が加わっています。

主人公は2人になり、「くにお」か「りき」を操作して、周辺の高校で伸し上がっている「冷峰学園」の「りゅういち」と「りゅうじ」(通称:ダブルドラゴン)を倒して「りき」の彼女を救出するというのが本編の目的です。

ロープレ要素が加わったこともあり、敵である不良を倒す事によりお金を獲得し、街の商店街で様々なアイテムを入手してステータスに補正をかけていきます。

この作品から完全にキャラクターができあがり、完璧な2頭身で今ではお馴染みの「くにおくん」デフォが完成したと思います。

※ちなみに3DSから「ダウンタウン熱血物語SP」というセルフリメイクが発売されている。

 

『ダウンタウン熱血物語』プレイ映像

 

何といっても今作での一番の魅力はタッグプレイが可能となったことが大きいです。

今までは友人達と対戦は可能でしたが、同じステージを共にしてクリアしていくというスタイルはできなかったのです。

ですが、今作は協力しながらストーリーを進めることができます。

単純な殴り合いや蹴り、さらには本を読んで習得できる「まっはぱんち」や「まっはきっく」などの協力プレーは熱く、さらには敵の倒し方などを言い合えるなど面白さの集大成と言っても良いぐらいの仕上がり。

ですが、敵も味方も攻撃できてしまうので「ワザと味方を倒す」などをして殺伐した空気も纏えるのも本作の魅力の一つかもしれません。

 

『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』(1990年)

「くにおくん」シリーズの第4弾にあたる作品であり、前回とは打って変わりスポーツを題材としたケンカサッカーアクションゲームです。

第2弾での「ドッジボール部」の部員がサッカーに挑戦するというよくわからない設定のゲームであり、何故か6対1のチーム編成で、1分30秒ハーフで試合を行います。

サッカーのルールに準して得点で勝敗が決まるが、絶対に一発退場である「タックル」や「スライディング」も可能であり、オフサイドポジションという概念がない為に容易にパスも可能。

というより、相手を重戦車の様に薙ぎ倒しながらゴールを決める、全員が日向小次郎スタイルのケンカサッカーを楽しむというのが、このゲームのスタイルであり面白いところです。

 

『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』プレイ映像

 

この作品の最大の魅力は撃てば100%入る必殺シュートをひたすら放つのが楽しいむしろそれだけ。

いかにゴールに向かっている途中に必殺技を出すのが勝負の決めてになり、もはや撃ち合いを楽しみならごっちゃごっちゃを楽しむゲーム。

相手チームからも必殺シュートを撃たれると何もできないまま得点を入れられるという理不尽な仕様も笑えます。

何も考えずにプレイするのが一番。

 

『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』(1990年)

「くにおくん」シリーズの第5弾にあたる作品であり、クロスカントリーをこなすアスレチックアクションゲーム。

熱血高校チームを始めとする花園高校、冷峰学園、各校連合の全4チームでクロスカントリー、障害物競争や玉割りなどで得点を競い優勝を目指すゲームです。

もはやお馴染みになっている、競技中での殴る、蹴る、武器の使用(タイヤ、チェーン、木刀、石など)で妨害ができ、相手をいかに陥れてクリアするかが鍵になっているのが一番の面白み。

マルチタップを使えば最大4人で同時対戦ができますが、そもそも初代ファミコンに刺さるマルチタップを持っている人なんて2000万に一人ぐらいの割合なので二人プレイがマスト。

※ちなみにDS「くにおくんの超熱血!大運動会」、PS3で「ダウ単タウン熱血行進曲 それゆけ大運動会~オールスタースペシャル~」というリメイク作品が発売されています。

 

『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』プレイ映像

 

冷峰学園が強すぎるためにもはや対人戦では使用禁止になるほどのチートチームと化していますが…あえての冷峰学園で無双するという楽しみも味わえます。

ご存じダブルドラゴン「りゅういち」「りゅうじ」、それに最近発売されて主人公にもなっている「こばやし」という他校での主力級が3人もいるという最強布陣にがテクノスジャパンのバランスの悪さが目立つゲームでもあり面白い。

さらに「くにお」率いる熱血高校と「りき」率いる花園高校の主人公チームが大将以外弱すぎて使いものになりません。

ですが、あえて使っていくのもプレイヤーの楽しみの一つかも知れません。

 

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『ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!』(1991年)

「くにおくん」シリーズ第6弾にあたる作品で、江戸時代をモチーフにした過激ケンカアクションゲームです。

『ダウンタウン熱血物語』という前作をベースにしている為かハチャメチャな必殺技も健在であり、それを江戸時代で体験できるという優れゲームでもあります。

ちなみに2人でプレイすることも可能であり、友達と楽しく罵りあいながらプレイできるのも醍醐味の一つです。

あとはバグだらけ(セリフが飛ぶのはあたりまえ)なのですが、そこを考慮しても面白いのがこのゲーム。

 

『ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!』プレイ映像

 

ゲームの楽しみ方は一つだけ、「設定画面でセレクト ⇒ 名前変更裏技「こがねむし」と入力  ⇒ 最強ステータス」でお腹いっぱい。

 

『いけいけ!熱血ホッケー部「すべってころんで大乱闘」』(1992年)

「くにおくん」シリーズ第7弾にあたる作品で、「ドッジボール部」を率いている『くにお』が弱小の「ホッケー部」を鍛え直すために紅白戦を行い、勝利して「ホッケー部」を率いて熱血高校でインターハイを目指すというホッケーケンカアクション難易度Eクラスゲームです。

前作である『サッカー編』では必殺シュートがバンバン使えましたが、本作では必殺ショットの出し方に色々制限がかかり「くにおくん」シリーズの中でも一番難しい作品としても有名。

と言いつつも、必殺ショットが決まった瞬間の爽快感は健在でありホッケーという競技によるスピーディー感は最高に楽しめます。

そして、相変わらず相手をホッケースティックでボコボコに。

 

『いけいけ!熱血ホッケー部 「すべってころんで大乱闘」』 プレイ映像

 

 

『びっくり熱血新記録! はるかなる金メダル』(1992年)

「くにおくん」シリーズの第8弾であり、「オリンピック」を主体とした大乱闘オリンピックケンカアクションゲームです。

オリンピック競技を思い起こさせるような、「400mハードル」や「水泳バトルロワイヤル」、さらには「ビル越え棒幅跳び」など色々とオリジナルをミックスさせて展開しているのが特徴。

「くにおくん」のダウンタウンシリーズお馴染みの「ショップ」システムが存在し、集めたメダルを使いキャラクターを好きにドーピングできる買い物がおこなえます。

永遠にメリケンサックを買うのも礼儀。そしてオート旋風は邪道。さらには敵であるオクラホマ学園が強すぎる。

 

『びっくり熱血新記録! はるかなる金メダル』プレイ映像

 

2人プレイも当然可能であり、一定の競技では相手をボコしてからいち早くゴールを狙い殺伐とした雰囲気を楽しむこともできるゲーム。

 

『熱血格闘伝説』(1992年)

「くにおくん」シリーズの第9弾で、今までとテイストが変わり、主人公が格闘大会を勝ち抜くガチ格闘アクションゲームです。

タイトルに「くにおくん」が付いていないことから、主人公はプレイヤー自身のエディットキャラで格闘大会を突き進みます。

モードは二つに分かれており、ストーリーモードでは2対2のタッグバトル、バトルモードでは4人によるバトルロイヤルでシリーズで看板を張っていた主人公「くにお」のレッテルを剥がし、プレイヤー自身が主人公となり「くにお」や「りき」達と一緒に乱闘ができるのが楽しめるポイントの一つになります。

ちなみに敵になった場合はめちゃくちゃ強い2人。

 

『熱血格闘伝説』OP

 

主人公はゲーム開始時に名前と誕生日、血液型を決めるだけで、タイプ(格闘家、マーシャルアーツ、カンフー、柔道家)、必殺技、パラメーターのバランスなどを自動的に振り分けられるという運ゲーに近い仕様という優れモノです。

要するに好きな名前で強いわけではないし、誕生日や血液型も影響してくる仕様。

超絶雑魚バランスの時は絶対に勝ち切れないので、強い名前を探しながら何回もリトライするのもこのゲームの面白さ。

 

『くにおくんの熱血サッカーリーグ』(1993年)

「くにおくん」シリーズの第10弾であり、前作の『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』の続編であるケンカサッカーアクションの集大成。

「熱血サッカーリーグ」という世界一を決める大会が開催されるので、くにお率いる「熱血FC」が奮闘するというのが大まかな筋です。

前作との大きな変更点としてはドリブルやパス、シュートのアクションしかなかったのですがダッシュやターン、さらにはジャンプなどが加わり、リフティングしたり選手に乗っかる動作など、ハチャメチャさが大幅にパワーアップしました。

一番の大きなポイントとしては、打てば必ず入る必殺シュートが簡単に止めれるようになったのですが、死ぬほど打ち込めば相手の体力を削り吹っ飛ばす仕様に変更されました。

このおかげで凄くゲームらしくなりました。(今まではなんだったんだ。)

 

『くにおくんの熱血サッカーリーグ』OP

 

前作よりも「サッカー」らしく、それに「くにおくん」らしくが上手に融合されて楽しめる。

※後にDS「くにおくんの超熱血! サッカーリーグぷらすワールド・ハイパー・カップ編」の続編が発売されました。

 

『熱血! すとりーとバスケット がんばれ Dunk Heroes』(1993年)

「くにおくん」シリーズの第11弾であり、ファミコンラスト作品のケンカバスケットストリートアクションゲームです。

毎回率いてる気がしますが、「くにお」率いる「熱血ダンクヒーローズ」というチームがアメリカを舞台に、「2on2」でのストリートバスケット大会に乗り込みます。

「2on2」のバスケットゲームでの4人対戦となり、四人チームがある中から二人をチョイスして、試合を行います。

ゴールは上段、中段、下段と3つもゴールが付いており、どれに入れても得点になります。ちなみにゴールは普通に壊れます。

ファミコンラスト作品にふさわしく、バスケという括りはあるもののルールは完全に無し(トラベリングとか皆無)です。

ファウルは存在せずにダブルドリブルや相手を必要以上にボコるなどは当たり前でハチャメチャさが度を越えているのが特徴でもあります。

 

『熱血! すとりーとバスケット がんばれ Dunk Heroes』OP

 

基本的には相手の一人を一方的にボコり、足止めをしゴールを決める精神が必要

それを体験できる神ゲーです。

 

最後に。

「くにおくん」をプレイしたことない世代の方は是非、昔ながらの見たことあるキャラクターでそのシリーズの面白さや、ファミコン独特の感覚、そしてハチャメチャなケンカアクションを楽しんでいただけたらなと思います!

今ではPS4やニンテンドースイッチ、3DSなどでお手軽に「くにおくん」をプレイできるようになった世の中。

たまには昔ながらのファミコンタッチ、はたまたオンライン対戦に疲れている方々などは触れてみて息抜きしてはどうでしょうか。

なんか癒されますよ…!

 

 

ではでは!

ノスタルジック感じる魁堵(かいと)でしたー!

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