今回ピックアップするのはあまり知られていないアドベンチャーゲームである『アナタヲユルサナイ』
PSPというプラットフォームで、縦持ちで操作して謎を解いていくアドベンチャーゲームです！
イラストレーターのたかなししん氏のデザインが、そのままゲームとしてプレイできる謎解きという斬新なゲーム。
そんなアナタヲユルサナイが以外に面白いので簡単にご紹介します！
ちなみに他のノベルゲームとして「ホラーゲーム『忌火起草』がちょっと面白いからオススメしたい…！」や「ホラーサウンドノベル！『かまいたちの夜』は普通に怖かったですよね…。」なども記事で紹介しておりますので是非ご覧ください。
さぁ、ADVノベルをはじめようか。
『アナタヲユルサナイ』とは？
2007年11月15日に発売されたPSPソフトのアドベンチャーノベルです。
『かまいたちの夜』を手がけた「麻野一哉」氏が参加をし、『ファイナルファンタジーシリーズ』の作曲である「植松伸夫」氏が関わっているという豪華な顔ぶれ。そして、私が激推ししている絵描き「たかなししん」氏がデザインを務めています。
横持ちが当たり前だったPSPを「縦」に持ってプレイするという斬新なアドベンチャーゲームでもあります。
ゲームクリア時間は普通に詰まらなければ10時間程度という稀なスタイル。
『アナタヲユルサナイ』ゲームシステム
©AQ INTERACTIVE 2008
PSPを縦に持ち、謎を解いていくアドベンチャーノベルゲームであり、 他の機能として、「撮影モード」・「尾行モード」などミニゲーム的要素のイベントが多々あり楽しめます。
クリア後は、クリアデータをロードする事でチャプター選択で飛ぶことが可能で各イベントの達成率が確認できやり込み要素も多少あります。
『アナタヲユルサナイ』ストーリー
主人公の竹内理々子（たけうちりりこ）は、父が設立した探偵事務所に所属する女性探偵。
理々子は猪突猛進な性格もあり、仕事を割り切るもできず、よく暴走してしまう傾向があった。
それが原因で探偵の師でもあり夫の「草薙」ともいざこざが絶えない日々を送っていた。
そんなある日に「理々子」はある浮気調査の依頼を受けることになる。
普通の浮気調査のハズが、その調査はある事件へと発展していくのであった…。ってお話。
『アナタヲユルサナイ』の魅力とは？
「たかなししん」氏の圧倒的キャラデザイン
©AQ INTERACTIVE 2008
アドベンチャーノベルとしての本領を発揮しているのは「たかなししん」氏のイラストがとてもマッチしているのに限ります。
あえての現実世界に居そうなキャラクターが多々見られるコトにより、実際のイベントがリンクしたりするのが特徴でもあり面白い。
そしてオネェ、キャバ嬢など良い感じに笑えますし、和みます。これが画力。
一人一人の癖のあるセリフの言い回しがハマるポイントかもしれません。
PSPのソフトでアナタヲユルサナイってゲームがあって、それのイラストがすごい好きだった。
たまにたぶん同じ方のイラストみかける— イマイ・イマイマ_モノミユBa. (@bass_occ) May 26, 2020
ストーリーが秀逸で中々サクッとできる。
©AQ INTERACTIVE 2008
探偵モノと言えば殺人事件が絡むサスペンス系統が多くなりがちですが、この作品は何故か”浮気調査”という普通の依頼。
聞き込みをし、尾行、捜査と本物の探偵のように事細かく調べていくのが、なんとも言えない心地よさが満喫できます。
後半になればなるほど、事件に飲み込まれていくのが面白い。
少し複線を張っていて回収も上手いコトしてくれるのですが…正直、あまり覚えていないのも魅力。
だが、そこが良い。
アナタヲユルサナイ……異色なノベルゲームでしたね(=ﾟωﾟ)ﾉ
主人公が人妻だったり相棒がオカマだったり、浮気調査や素行調査が主なストーリーと現実の探偵らしい仕事が多かったり……— Ten10 (@1010_novel) August 3, 2016
「植松伸夫」氏による音楽に酔いしれる
「植松信夫」氏の作曲する音楽の生演奏が何曲か入っており、BGMが一番秀逸じゃないかというぐらい聞き惚れます。
これがFFを何年も繋いで来た実力かよ…というぐらい最高です。
何といってもFFっぽさも感じつつノベルゲームに適した音が本当に澄み切っているかのように綺麗です。
※イヤホン、ヘッドフォンは必須
『アナタヲユルサナイ』はPSPでリリースされたアドベンチャーゲーム。
こちらはゲームの早期購入特典となるミニサントラで全3曲収録。
植松伸夫氏のレーベル「Dog Ear Records」として2作目となるタイトルであります。— ANZ. (@andzy2600) November 7, 2019
最後に。
私はPSPを購入した当時はRPGやアクションばかりをしていたのですが、このソフトが発売される時に出たPVを観て即買いした感慨深い作品です！
当時は植松伸夫氏が作曲しているなんて夢にも思わず「なんか、この曲最高に綺麗だな」っと思っていたら衝撃を受けた過去があります。
難易度は全く高くありませんが、小説を軽く読んでリアルな謎解きをしていく感覚なのでご興味のある方は是非プレイしてみてください。
ではでは！
アナタヲユルサナイを紹介する魁堵（かいと）でしたー！