最近アドベンチャー(以下、ADV)ソフトに思いを馳せているので、今回は意外と知られていない『極限脱出 9時間9人9の扉』をピックアップ!
この作品はとある主人公が豪華客船に閉じ込められて、死ぬ気で脱出するアドベンチャーゲームになります。
知恵を使って謎を解き、真実に辿り着くことができるのか…!
ちなみに他のアドベンチャーゲームとして「雰囲気ミステリー『ウィッシュルーム 天使の記憶』を少し面白いから紹介する…! 」や「縦持ちノベル『アナタヲユルサナイ』がPSPでは以外に面白いぞ…!」ども記事で紹介しておりますので是非ご覧ください。
さぁ、極限脱出はじめましょうか。
『極限脱出 9時間9人9の扉』とは?
スパイク(後にスパイクチュン・ソフトに合併)より2009年12月10日に発売。
※イラストは西村キヌ氏が担当しています。
ある場所に閉じ込められた9人が「脱出」を目標にするアドベンチャーゲームであり、DSで発売され、2013年にiOS、2017年にPS4,PSvitaでセルフリメイクされています。
根強いファンがおり、 続編に『極限脱出ADV 善人シボウデス』、『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』もあり。
『極限脱出 9時間9人9の扉』ゲームシステム
ADVあるあるの「ノベルパート」と、謎解きをする「脱出ゲームパート」を交互に繰り返してゲームが進みます。
DSでは特徴を最大限に生かし、上部画面には人物とセリフを展開し、下部画面にはサウンドノベルのような地の文章や、メニュー画面などが表示されています。ちなみにPS4版では映像が強化されおり、より簡易操作とストーリーに重視しています。
内容としてゲーム進行中に”1〜9”つの扉があり、さらにその先にいくつもの扉が存在する脱出ゲームが用意されて脱出を目指すのが最終目標。
基本的には謎を解いて、「脱出」に成功することよりストーリーがそのまま進むが、「脱出」を失敗してもゲームオーバーではなく「バッドエンド」になるというのが特徴の一つとしてありますが…これが中々にエグイ。
パターンが複数存在する為に、1周でのプレイで全ての「脱出ゲーム」を回る事は不可能でありコンプリートは出来ないので、必ず2週目をプレイして真相に辿り着くという稀なソフトでもあります。
これがノベルの醍醐味ですね。
脱出ゲームパート
「脱出ゲームパート」に関しては画面中をタッチ(DS版、PS版では十字キー操作)して”アイテム”や”ヒント”を集めながら脱出の為の暗号ロックパスワードを入力してクリアするのが一連の流れです。
ノベルパート
「ノベルパート」では扉が終わるシーンごとに「自分が入るナンバリングドアの選択」を迫られて、入る扉によりストーリー分岐するというノベルゲームあるあるです。
マルチエンディング
「エンディング」は5種類以上ありとマルチ感マックスになります。バッドエンドも複数あるので違った失敗パターンも楽しめます。
『極限脱出 9時間9人9の扉』ストーリー
見知らぬ部屋で目覚めた主人公”淳平”は「なんだ!ここは?!」と自分が何者かに拉致されて閉じ込められたことを知る。
室内に仕掛けられた謎解きをし、部屋を「脱出」すると、そこには自分と同じように拉致されて集められた8人の男女の光景が広がっていた。
カイジのエスポワールみたいな『豪華客船』のような場所に拉致されて混乱する一同…すると、グラウンド「ゼロ」と名乗る首謀者からの突然のアナウンスが響き渡る。
「諸君には、生死を賭けた『ノナリーゲーム』に参加してもらう。9時間以内に、9と書かれた扉を探せ」
そう、生死を掛けた大脱出ゲームの始まりというお話。
『極限脱出 9時間9人9の扉』の最高の魅力は?
作り込まれたストーリーと個性豊かなキャラクター
出典元:極限脱出シリーズ『9時間9人9の扉』『善人シボウデス』がお買い得なダブルパックでPS4®/PS Vitaに登場!から引用
ノベルゲームで重要なシナリオが巧みで非常に素晴らしいものであるのがプレイヤーを飽きさせません。
豪華客船という限られた「密室空間」で9人がそれぞれ追い込まれていく緊迫感と絶望感は丁度良いバランスをもたせています。
脱出失敗でのバットエンドはさすが15歳以上という刺激描写は大人魂に火をつけます。
※サイコ好きにはある意味最高だったりする…これが性。
続きが気になるストーリー展開のテンポの良さや、ボイスが多少あるギミック、天才西村キヌ氏の魅力的なキャラデザなどすればするほど味が出るのが最高に楽しいです。
だけども2週目でも「正解が分かっている謎解き」をさせられるのが何とも厄介なのだが、そこは話の流れ的に仕方ないところかもしれません。
わいはいつでも9時間9人9の扉、善人シボウデス、刻のジレンマ3作品推し続けるで。全部やるべき作品。
時系列で言ったら
999→善人→刻ジレ→善人
って感じだったはず。
繰り返しやりたくなる面白さあるからやろうぜ— まんさや🐸👗 (@mansayadadada) October 3, 2019
エニアグラム性格論
人間の性格を9種類に分類しこの図形に対応させた性格論、性格類型を指すことが多い。
引用元:エニアグラム – Wikipedia より引用
「エニアグラム性格論」という独自に分類される”9つ”の性格を元にしたキャラクターが西村キヌ氏のイラストによって巧みに表現されていいるのがポイントでもあり、キャラクターの一言一句の性格がとても表現されているのがこのゲームで面白い。
9時間9人のキャラは、エニアグラム(数秘学)に則ってキャラが作られているらしい。 極限状態であるゲーム中、「9番の男」は怯えて異常な行動を取っているが、本来はほのぼのした平和主義者だったのかもしれない。
— しりねこ@神栖みぃ (@nyantsis) September 29, 2014
最後に。
本編のストーリーはのめり込むと時間を忘れてプレイし、2日程でクリアできちゃうお手頃感。
すぐに続編が気になるかと思います…!(それで買ってしまったのは内緒の話)
ボリュームの少なさに「?」と感じるところがあるかもしれませんが、「クリアしてやったぞ!」感は最高に得られるのがおススメの理由。
9時間9人9の扉 クリアしました
ボリュームは少なめだったが、良質な短編小説のようなゲームだったな
どうやら3部作のようだしさっそく続編もプレイしてみよう— アポイ @ランス10はいいぞ (@syuminagawa) June 21, 2020
これを機にアドベンチャーの楽しさを知ってもらいたいです!
ではでは!
アドベンチャーにハマっている魁堵(かいと)でしたー!