『ドリフターズ』のアニメは異世界転生系では飛びぬけておすすめできる。

 

 

どうも! 魁堵(かいと)です!

今回ご紹介させていただくのは異世界歴史バトルアニメ『ドリフターズ(DRIFTERS)』

異世界漫画やアニメが全盛期になる前から連載されており、ストーリー構成はもちろん世界史や史実に基づいたキャラクター、そして異世界という世界観が見事にマッチングしている作品です!

絶対に名前が聞いたことがある歴史上の人物が戦い、そして頭脳戦、そして歴史が違えどの融合など、観ているものを飽きさせません。

そんな「DRIFTERS(ドリフターズ)」での異世界歴史バトルの魅力をアニメを通して、感情が高ぶりすぎて熱いところを紹介したいと思います!

 

 

さぁ、異世界で天下を獲ろうか。

 

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『ドリフターズ(DRIFTERS)』とは?

ドリフターズの検索結果 | Hulu(フールー)

平野耕太氏による異世界歴史バトル漫画『 DRIFTERS(ドリフターズ)』が原作です。※『ヤングキングアワーズ』で連載中で既刊6巻

私たちが知っている歴史上の英雄(人物)が中世の異世界に召喚されての歴史ファンタジー作品として人気を博し、2016年に10月にTVアニメ化され、全12話+OVA2話で構成されています。

召喚された異世界で国を獲るためにそれぞれの英雄たちが召喚される前の兵器や、知恵(策)を用いて戦争を仕掛け合う、国獲り合戦というのが主軸です。

 

漫画
原作DRIFTERS
ジャンル異世界歴史バトル
作者平野耕太
出版社少年画報社
掲載誌ヤングキングアワーズ
巻数既刊6巻(2018年11月現在)
アニメ
監督鈴木健一
アニメ制作HOODS DRIFTERS STUDIO
話数第1期:全12話+OVA2話

『ドリフターズ(DRIFTERS)』ストーリー

西暦1600年に関ヶ原の合戦中に、この主人公である「島津豊久」が生死を彷徨う中で突如、中世の異世界に召喚されるところが始まり。

中世の異世界に召喚しているのは謎の人物である「紫(むらさき)」と「EASY」の二人であり、彼らは「漂流者(ドリフターズ):紫側」「廃棄物(エンズ):EASY」と二手に分かれて、中世の異世界バトルに豊久は巻き込まれる。

行きついた先には耳の長いエルフや、オーク、ドワーフがいる異世界。

そしてエルフに保護されて最初に出会った異世界人は「織田信長」であり、時代が違う「那須与一」にこの世界のことを聞く。 戦うことしかできない豊久は信長、与一と共に自分が正義だと思う方に加担をし、”国獲り”を開始する。

 

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『ドリフターズ(DRIFTERS)』漂流者と廃棄物とは?

© 平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会

出典元:アニメ「DRIFTERS」公式サイトから引用

 

『漂流者(ひょうりゅうしゃ)』|ドリフターズ

『紫』により異世界から召喚されたのを「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれています。

古今東西での「生死不明のまま消息不明となった人物」あるいは「実在したのか諸説ある人物」というメンバーで構成され歴史上の史実における死ぬ直前に異世界へと迷い込んでいるのが特徴。

それぞれの世界にいた時と同じ人格や肉体を全て維持しており、超人的だが廃棄物のような超自然的な能力は持っていないのがほとんど。

廃棄物との違いとしては独自の意思を持っている生きている人間なのでコントロールができない。

※安倍晴明だけは逸話が多々あるために符術が操れる。

  • 「紫(むらさき)」この世界(異世界)に漂流者を呼び寄せている眼鏡男性。

 

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『廃棄物(はいきぶつ)』|エンズ

『EASY』により異世界から召喚されたのを「廃棄物(エンズ)」と呼ばれています。

古今東西の「怨嗟(えんさ)を持ち、非業の死を遂げたと言われる人物」で構成されているのが特徴です。

うらみなげくことを表す。

漂流者との大きな違いとしては超自然的な能力を会得しており一種の魔法の様なモノが使用ができます。

現世を憎みすぎており人格が破綻しているの者が多く、まともに話ができないほどの精神状態。

異世界に来る以の状況によるものが多く、漂流者と廃棄物の区別が難しい場合もあるので行動理念により決まることもある。

  • 「EASY」この世界(異世界)に廃棄物を呼び寄せている黒髪女性。

 

『ドリフターズ(DRIFTERS)』┃主な登場人物

『島津豊久(しまづ とよひさ)』Cv. 中村悠一

本作の主人公で戦国最強の武将。齢30で薩摩弁を話す。

関ヶ原の戦いの最中に伯父の島津義弘を逃走させるために壁になり、追撃をしてきた井伊直政の隊と戦闘し喰いとめるが瀕死になる。

その最中、瀕死になりながら戦場を1人で彷徨っていると突如異世界へ送られてしまい織田信長、那須与一に出会い手当てを受ける。

長尺である野太刀で甲冑や軍馬ごと一刀両断するタイ捨流の剣術に特化しており、組手甲冑術や火縄式の短筒等なども自由自在に扱える。

 

イ捨流の「タイ」という言葉には、「体・待・対・太」などの複数の漢字が当てはまる。  「タイ捨」とは、これらのすべての雑念を捨て去るという事、ひとつひとつの言葉にとらわれない自在の剣法を意味する。引用元:タイ捨流 – Wikipedia

 

戦いの場では負け知らず言わんとばかりの強さを見せる戦闘狂であるが、前線で戦う指揮官としても優秀、そして集団戦では色々な戦術を使用して勝利に導く。

 

『織田信長(おだ のぶなが)』Cv. 内田直哉

戦国時代での第六天魔王を自称している英傑。齢50歳。右目に眼帯。

歴史通りに明智光秀の謀反によって燃え盛る本能寺から脱出しようとしている瞬間に「紫」によって異世界に送られる。

※豊久と出会うまでは半年近くを廃城で過ごしていた。

基本的にはお調子者の性格ではあるが、本性は狡猾で冷徹な策略家である。

名セリフである「合戦に到るまで何をするかが、俺は戦(いくさ)だと思っとる」の言葉通りに現実的、そして長期的な視点で戦略と戦術をミックスさせて勝利を捥ぎ取る。

そして軍事の面での洞察力や想像力は群を抜いており常に最善の一手を選ぶ。

 

『那須与一(なす の よいち)』Cv. 斎賀みつき

源平合戦で名を挙げた伝説的な弓の達人。齢19。美少年。

※森蘭丸ではない。

戦闘中の姿が「綺麗」と声に出してしまうほどの端麗さを持つが、本人曰く11人兄弟の末っ子で一番の不細工と自負している。

淡々とした性格なのだが一度スイッチが入ってしまうと戦闘狂になってしまう。

弓の腕は病的なまでの神業であり、狙った箇所には必ず当てる。

 

『安倍晴明(あべ の はるあきら)』Cv. 櫻井孝宏

平安時代の陰陽師であり、異世界で「十月機関」の構成員を束ねている齢83歳。

※オルミーヌという弟子からは大師匠と呼ばれている。

彼も漂流者であり「紫」から廃棄物を滅ぼす使命を受けている。

そして漂流者を集めて廃棄物に対抗しようとして機関を運用。

色々な仮説があった為に符(ふ)を用いた術が使用可能であり、違う種族の言語を理解できるお札を作りコミュニケーションを取れるようにしている。

非常に優れた魔導師で指導者なのだが「戦闘」や「科学」は全くの専門外であり理解できないことが多い。

基本的には理屈と理想で動いている。

 

『ハンニバル・バルカ』Cv. 青山穣

世界史において名を必ず連ねる天才戦術家であるカルタゴの将軍。隻眼の老人。

同じくハンニバルを打ち破った戦術家スキピオと同時に登場している。

※有名な「ザマの戦い」「カンナエの戦い」などが出てくる。

召喚された時にかなりの老齢であるが為に役に立たなさそうな感じなのだが、要所での鋭さから目を見張る程の名将ぶりを見せる。

スキピオ曰く、「俺のローマは100万の敵には恐れないが こいつ唯一人を恐れた‼」

 

『黒王(こくおう)』Cv. 楠大典

廃棄物の軍指導者。正体は不明。

新約聖書の中の言い回しを度々使用する為に、私はキリストだと思っている。

超自然的な能力は生命の増幅というチート級なものであり、負傷している者や瀕死の者を触れるだけで治療することができたり、生命が宿るものならば無限に増殖することができる。(穀類、燃料、薪なども可能)

だが条件があり、自らの命を酷使することによる “自己犠牲” によるものであり、使用する度に体から塩の結晶が落ちる。

※汗の様な物だと思われる。

 

『土方歳三(ひじかた としぞう)』 Cv. 安元洋貴

幕末期での新撰組副長。廃棄物側の黒王軍。

新撰組に在籍していた時の隊服ではなく、史実通りの最期を遂げた箱館戦争時における洋装の軍服姿で登場している。

異世界の存亡が目的ではなく、戦にしか興味がない。

超自然的な能力は霧状の新撰組隊士の幻影を多数造り出す能力をであり、幻影で敵を一斉に斬りつける集団戦法を行うことができる。

ただ、幹部隊士であった近藤勇や沖田総司、井上源三郎、斎藤一などは呼び出せない。

 

『ジャンヌ・ダルク』Cv. 皆川純子

世界史における百年戦争でフランスに勝利をもたらした「聖女」であり「魔女」。

廃棄物側であり黒王軍。ミラ・ジョボヴィッチではない。召喚される前は魔女として貶められおり、恥辱の中で火刑による最期を遂げている。

超自然的な能力は火刑にされたことから炎を出すことができ、投げたナイフなどの刺さった場所でも発炎ができる。

 

『ラスプーチン』Cv. 田中正彦

ロシア末期に暗躍した怪僧として有名。廃棄物であり黒王軍側参謀。

※オーバーロードでいうとまさにデミウルゴスのポジション。

通常は紳士的に振舞ってはいるが、自分の想定外が起きると荒ぶってしまうが黒王からは共通文字や統一宗教の構築を任されている。

元は僧侶だった為に、超自然的な能力は札を使った術が可能。主に黒王軍での遠隔通信で活用されている。

黒王城から遠隔で人間を「操り人形」のように支配する能力も持っているので謎が深い人物でもある。

 

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『ドリフターズ(DRIFTERS)』で感情が高まる魅力とは?

激しくエグイ!リアルな戦場描写が凄い

© 平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会

出典元:アニメ「DRIFTERS」公式サイトから引用

 

この作品の大きな魅力としてはリアル過ぎるほどの戦闘描写です!

そして、痛々しい程のリアルが生み出すエグイところも必見なのですが特に戦闘狂である「島津豊久」を中心に、敵を刀でぶった切る描写が問答無用に敵の身体が吹っ飛びます。

もう、息を飲むくらいの血しぶきの雨。

そのリアルさが場面の緊張感をもたらし、戦場では死を覚悟して挑むことを教えてくれます。

特に異世界に飛ばされてから初戦、アラム(エルフ族占領土政庁に属している執政代官付き騎士武官)たちが、「漂流物たちに関わった」として村を襲撃します。

それを助ける為に加担した豊久の鬼人振りが凄まじいものがあります。

周りの部下たちを切り刻みながら一気に大将首であるアラムに駆け寄り、組手甲冑術(相手に組み取り、刀の鞘などで攻撃)で追いやります。

そこで豊久は馬乗りになり、鞘で永遠に瀕死で殴り続ける。もう見てて、やめてあげてほしいほどに相当にエグイ。

これを3分弱アニメは魅せつけてきます。最高ですか。

豊久が絡み合う戦いを観ていると、力で捻じ伏せるので相当な爽快感も感じれます!

※作者である平野耕太先生の頭の中はどうなっているんだろうか。

 

異世界に召喚される”戦いの鬼才”たちの融合が熱い

© 平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会

出典元:アニメ「DRIFTERS」公式サイトから引用

 

異世界が舞台となっておりますので、普通の人間、エルフ、そしてドワーフにドラゴン、ゴブリンなど多種多様に存在している世界です。

そこに放り込んだ「紫」の言葉である「搔き乱せ 漂流者どもよ」の意図から通常では考えられない思想や武器、戦術、技術というのが融合しての戦いになります。

城攻めの時の攻略法や、黒王軍との戦いなどでは織田信長の天才的な悪知恵で早々に堕としたり、信長と言えば鉄砲隊という編成で挑んだりと史実にリンクした戦い方を用いてきます。

そして、一番楽しんで観れるポイントとしては新たな漂流者か廃棄物が出たときの「次は誰が召喚されたんだ!?」という点にも注目して観て欲しい作品です。 特にアニメ後半での怒涛の召喚人物の多さに度肝を抜かれます!

 

 

いちいち格好良いセリフ回しの秀逸さ!

© 平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会

出典元:アニメ「DRIFTERS」公式サイトから引用

 

主人公である豊久の薩摩弁も格好良いのですが、それよりも武士道や戦略などのセリフ回しが独特すぎるのが魅力です。

特に信長での名セリフである、

合戦そのものは それまで積んだ事の帰結よ

合戦に至るまで何をするかが俺は戦だと思っとる

 

は百戦錬磨の面影が漂いまくりで、何をするかで戦の戦況が変わることがわかります

 

そして極めつけは豊久の名セリフである、

肉は人の魂に宿るのか?

 

要約すると肉体自身は亡びてもその人の魂は生き残るという意味だと思います。

序盤でのエルフの村で、あくまでも死体は死んだ肉というので叱咤する豊久はそこには魂はないということを訴えます。

ですが、その人の生き様が他人の心に宿ること、さては居ることが魂であるという持論を展開します。

死んだ人に恥じない生き方をするということを豊久は背中で語ります。

こういった独特のセリフ回しで、ストーリーの重みがひしひしと感じることができるのが観てほしいところです。

 

個人的にはスピキオが、馬鹿にされたハンニバルを説明するセリフ

俺のローマは100万の敵には恐れないが こいつ唯一人を恐れた‼

から史実にある「ハンニバル戦争」の脅威が伺えます。

 

 

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一種の戦闘狂「島津豊久」に惚れる!

© 平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会

出典元:アニメ「DRIFTERS」公式サイトから引用

豊久は「タイ捨流」という攻撃特化の剣術を使います。

猪突猛進の様に相手側に突っ込み、確実に大将首のトドめを刺すというもの。

※実際は色々な「タイ捨流」があるはず。

常識的にいうと死をイメージしがちな戦法なのですが、戦いの相場が違う豊久は剣術や体術も常識離れしています! 

かすり傷程度では全く止まりません。一番敵にしたら厄介な人が豊久です。

 

アニメのセリフでもあるのですが、

ここがどこでどうなっているか何も知らん

これが夢か現か何もわからん!!

だったら俺は

突っ走る事しか知らん!!

というスタイル。

 

これが危なっかしいのですが、何とも言えない鬼神振り。

※ムスカの「見ろ!人がゴ ミのようだ!!」というセリフが頭に過るのは内緒の話。

この豊久によりいっそう注目して鑑賞してほしいのが「DRIFTERS」です。

 

 

最後に。

舞台が異世界ではありますが世界史の人物や史実に基づいた戦術、そして国を獲るためのドリフターズとエンズとの攻防戦などを一気に楽しめます!

そして所々にあるリアルでエグイ描写、さらには魅力的なセリフ回し、そして豊久の戦闘狂の爽快感など全く飽きさせません。

そして、わからない登場人物がでた瞬間にウィキペディアで調べてしまうのが今の性。

ではでは!

ドリフターズ推しの魁堵(かいと)でしたー!

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