今回ご紹介するアニメは『Re:CREATORS（レクリエイターズ）』
流行りの異世界モノのジャンルなのですが、以外にも他の作品とは違うテイストで鑑賞できたのがこの作品。
現実世界に色々なキャラクター（ゲーム、小説、アニメ、漫画）が入り乱れての大乱闘という稀にみる設定が良い味を出しています。
個人的にかなり面白かったので簡単に魅力をご紹介させていただきます。
ちなみに他の転生系アニメとしては、こちらの「萌え要素なんて皆無！アニメ『幼女戦記』はリアル戦記で面白い…！」や「絶望の恐怖！『オーバーロード』が最高に面白くてグロイアニメ…！」などもご紹介しておりますので是非ご覧ください。
さぁ、嘘の嘘それはくるりと裏返ろうか。
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『Re:CREATORS（レクリエイターズ）』とは？
2017年にアニメーション会社『TROYCA』制作によるオリジナルテレビアニメーションとして送り出した作品。
原作及びキャラクター原案は漫画家である「広江礼威」氏が担当をし、監督は『アルドノア・ゼロ』で知られる「あおきえい」氏が務めています。
アニメ、小説（主にラノベ）、漫画、ゲームという “空想上（被造物）” のキャラクターたちが現実の世界でクロスオーバーするメタフィクション作品なのが特徴です。
現代に影響を与えつつ、そのクリエイターや周りの政府と絡み合っていき世界崩壊の危機を救うために奮闘する。
『Re:CREATORS（レクリエイターズ）』主な登場人物
『水篠 颯太（みずしの そうた）』CV. 山下大輝
本作の主人公で闇が深い、そしてよく泣く。
物語の狂言回しと冒頭で自ら語っている高校2年生で16歳。
人をほっとけない性格でライトノベル、アニメ、ゲームが好きという現代の申し子みたいな少年。
物語以前にオリジナル作品（二次創作を見るのも大好き）を投稿していた過去がある。
「セツナ」と言う女性が本作のキーパーソンで関わりをもっている。
『アルタイル（軍服の姫君）』CV. 豊崎愛生
本作の黒幕で元凶で描きにくい服装、豊崎さんボイスが心地良い。
被造物（架空キャラ）たちを “現界” させた張本人であり最強。
「軍服の姫君」と言う仮称で呼ばれていたが後に名前が判明。
作者である「セツナ」に触発された第三者が制作した多くの人々により承認された二次創作アルタイルの設定を使用する「森羅万象（ホロプシコン）」という能力をもっている。
『セレジア・ユピティリア』CV. 小松未可子
作中で一番弱い女魔法剣士。
アニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』のヒロインであり、19歳。
アルタイルとの戦闘で搭乗していた “フォーゲルシュバリエ” を失ってからは、主にサーベルである「ソード・リベリオン」を使用しているが、設定が「戦闘の際はフォーゲルシュバリエへの搭乗が前提」というため結構ボコボコに毎度やられる。
『メテオラ・エスターライヒ』CV. 水瀬いのり
裏では毒舌魔法本使い。（この子がいなかったら話が進まないから終わり。）
RPG『追憶のアヴァルケン』の登場人物であり、ゲームの中での勇者を導く万理の探求者という設定。
戦闘スタイルは魔法本を使い魔法陣を盾にして身を守るというのが主で、よくバリアを張っている。
よく食べる、狂言のような言い回し多く難解であるが的を得ている。
本を開けて、閉める動作は厨二病心をくすぐりまくるのが特徴。
『弥勒寺 優夜（みろくじ ゆうや）』CV. 鈴村健一
かまきりメガネでいちいち男前。
漫画『閉鎖区underground-dark night-』での主人公のライバルキャラでラスボス。
漫画の世界では粗暴な感じな描写をされているが、現実はおきらくな自分主義者。
武器は木刀「神木黒那岐丸（しんぼく・くろなぎまる）」で叫びながら衝撃波を放つ、もはやブリーチという漫画の阿散井恋次みたい。
スタンドである呪い「板額（はんがく）」という女武将を星幽複体として出せる。
『築城院 真鍳（ちくじょういん まがね）』CV. 坂本真綾
レクリエイターズの世界でのライトノベル「夜窓鬼録（やそうきろく）」の第5巻での「蒼玄宮殺人事件」の犯人。
最高にえげつなくて最高に狂ってる快楽殺人者にてサイコパス。
このえげつないところが私のイチオシポイントでもあります。
『Re:CREATORS（レクリエイターズ）』ストーリー
クリエイターになることを夢見ていた高校生の水篠颯太（みずしのそうた）はアニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』を鑑賞していると突然その世界に入り込んでします。
ヒロインである「セレジア・ユピティリア」と「軍服の姫君」の戦いに巻き込まれてしまいセレジアと一緒に現実世界に “現界” させられる。
現実世界での姫君との戦闘中に、同じく “現界” させられた『追憶のアヴァルケン』というゲームのキャラクターである「メテオラ・エスターライヒ」が介入により、その場はなんとか落ち着いた。
この出来事を機に、セレジアたちを始めとした【架空キャラ（被造物）同士達の戦いに巻き込まれてしまい、それはクリエイター（創造主）、さらに政府をも巻き込む大事件に発展するってお話。
『Re:CREATORS（レクリエイターズ）』の魅力とは？
夢が現実になる！アニメ・漫画・小説・ゲームのクロスオーバー！
© 2017 広江礼威／小学館・アニプレックス 出典元：Re:CREATORS（レクリエイターズ）から引用
現実世界で展開されているアニメ・漫画・小説（ラノベ）・ゲームの架空キャラクターが現実世界に “現界（召喚）” されて、それぞれの世界で持っている能力を引き継いだまま壮絶なアクションをするメタフィクションアニメです！
そして架空キャラクターを “現界” している悪の根源「軍服の姫君（アルタイル）」と主人公を巡るクロスオーバー作品でもあります。
架空のキャラクターであるセレジアが軍服の姫君と戦いの最中でピンチになった瞬間に、メテオラという魔法本ガールが 魔法でミサイルを発射させた瞬間に「このアニメやばい」と鳥肌はさけられません。※姫君のサーベル捌きが厨二病心くすぐる。
さらには意気揚々セレジアが魔法少女と対峙する時、世界感が全く違うハズなのに違和感なく激しいバトルをする展開は目が離せません。
短距離（剣）対ハート（遠距離）攻撃はこのアニメしかないんじゃあないのか？
Re:CREATORS全部見た。
はっきり言って傑作だよこれ。世間に大ヒットしてないのが不思議。キャラ多いのに個性出せてまんべんなく活躍してるし、最後になって、だから主人公なのかと思わされた。最初の考察は難しいけど是非オススメしたい！— なでこ@ガルパ垢 (@nadeko_3230) May 2, 2020
こういった異世界の様なバトルが見られるのがこの作品の面白いところ。
現実世界のクリエイター（創造主、神）の真実！
© 2017 広江礼威／小学館・アニプレックス 出典元：Re:CREATORS（レクリエイターズ）から引用
Re:CREATORSでは私たちの現実と同じで作中で活躍しているクリエイター（創造主、神と架空キャラ達には言われている。）が存在しています。
彼（彼女）らの想像以上の作品に対する情熱や、葛藤、さらには苦悩が細かく描かれており現実とリンクしているのがわかります。
そして、作者・イラストレーター・プロデューサーなどが色々と絡み合い、「こんな感じで打合せや、ディベートをしているんだ。」と中身を知れた感覚がなんとも言えない満足感になります。
自分が創作したキャラクター達とクリエイターとのやりとりが色々と納得させられる。
創作活動長いことやってなかったけど、やっぱり頑張ろうと思った。Re:CREATORSってアニメに影響されて私の創る世界とか物語を生み出したいって思った。
Re:CREATORSってアニメ、何かに行き詰まってる人とか心折れちゃった人に観て欲しいな。
— 美早@学童クラブの人 (@BAJQAE3HnLMKFGE) April 29, 2020
復讐の鬼神「軍服の姫君」こと アルタイル！
© 2017 広江礼威／小学館・アニプレックス 出典元：Re:CREATORS（レクリエイターズ）から引用
主人公が侵した罪により “かけがえのない” 亡き相手が作り出した二次創作物キャラクターの一人が「アルタイル」です。
「軍服の姫君」ことアルタイルは、クリエイターがいる現実世界を破壊するというのが目的であり、戦闘スタイル（サーベル×ドラム式マシンガン）から惚れること間違いないです。
DIO（某無駄無駄漫画）の様なナイフ投げから、バイオリンを弾いてから術式展開＝森羅万象（ホロプシコン）という能力が完全にチートでワクワクします。
しかも二次創作物キャラクターの為に他者（第三者）がさらに二次創作をし、ネットサイトにアップされた「力」をそのままアルタイル自身へと反映できるという、無限にアップデートを兼ねています。
この新しいホロプシコンを見る度に、「マジで」と画面に叫ぶのは間違いない。
※原作者の「広江礼威」先生はアルタイルが主人公とおっしゃっています。
Re:CREATORS見ましたね、暇だから……泣いちゃったよ、今日からアルタイルちゃんのファンになります。
— ゲンム信者 (@G5k2z68X660z8VX) April 6, 2020
最高に胸糞悪い「築城院 真鍳」から目が離せない！
このアニメの最高であり最悪の人物と言えば「築城院 真鍳（ちくじょういんまがね）」一択です。
Re:CREATORSの世界でのライトノベル「夜窓鬼録（やそうきろく）」の第5巻での「蒼玄宮殺人事件」の犯人というとても細かい設定。
常に嘘をついている様なおかしな表情に、ギザギザの歯、さらには美少女ではないがスレンダーで美脚、そしてフリーダム精神（縛られない）で面白いことにしか興味がない、味方にも敵にもならない、だから目が離せないのは仕方ない。そして彼女にハマる。
それに加えてサイコパスの猟奇的殺人鬼という設定が本当にそそってしまいます。
© 2017 広江礼威／小学館・アニプレックス 出典元：Re:CREATORS（レクリエイターズ）から引用
一つ例に出しますと、さらっと立ちよった本屋で本を無断で持ち帰ろうとする際に店主に呼び止められてしまいます。
ですが、巧妙な話術の天才は相手をかく乱させて能力発動、そして相手をバラバラに切り刻んでから本をゲット。なんだこれ。
彼女も当然能力者であり「言葉無限欺（ことのはむげんのあざむき）」という能力がまたタチが悪いです。
- 術を掛ける相手に対して問いかけ
- 相手に猛烈に否定させる
- そして名セリフ「嘘の嘘、それはくるりと裏返る」
- その相手が発したセリフの対しての本来の事実を逆転させる。
しかも一度能力を発動させてしまうと、嘘を本当に捻じ曲げた法則は固着されて真実となり術師が死ぬまで永続的というオプション付き。
最強すぎてエグイ。
レクリエイターズ9話まで見たんだけど面白くなってきた
まがね？ちゃん絶妙に狂ってていいわ……胸糞だけどね
弥勒寺さんカッコイイ— 緋色 (@Hiiro_Kyoju) December 17, 2019
こんな築城院 真鍳ですが一番のキーパーソンになりますので注目してほしいところです！
※ちなみにラストはどうなったかは謎。それが良い。
最後に。
メタフィクションとしては中々楽しめる現実転生モノとしてはオススメできる作品です！
観ている内に続きが絶対に気になってしまうのでスラスラーっと観れてしまいますのでオススメします。
ではでは！
まがねちゃん推しの魁堵（かいと）でした！
