今回は大好きな俳優「マッツ・ミケルセン」をピックアップ!
ドラマ「ハンニバル」シリーズでハンニバル・レクターを演じては世の中の映画好きを虜にしてから、映画では「ドクターストレンジ」から「スターウォーズ」、そしてネットフリックスオリジナル「ボーラー」にも出演し、今では最前線を突っ走っているオジサマでもあります。
そんな魅力的なオジサマを堪能できる映画をいくつかご紹介します。
ちなみに他の玄人好み俳優として「アゴ割れセクシー『アーロン・エッカート』のオススメ映画10作品」や「知る人ぞ知る俳優!『キリアン・マーフィー』のオススメ映画7作品。」、「正統派イケメン!『トム・ヒドルストン』が何かと気になるから、オススメ5作品」などもご紹介しているので是非ご覧ください。
さぁ、マッツ・ミケルセンに惚れようか。
- 1 『マッツ・ミケルセン』とは?
- 2 『ブリーダー(Bleeder)』(1999年)
- 3 『 プッシャーII(Pusher II)』(2004年)
- 4 『007 カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)』(2006年)
- 5 『ザ・ドア 交差する世界(Die Tür)』(2009年)
- 6 『偽りなき者(Jagten)』(2012年)
- 7 『悪党に粛清を(The Salvation)』(2014年)
- 8 『ドクター・ストレンジ(Doctor Strange)』(2016年)
- 9 『 ポーラー 狙われた暗殺者(”Polar”)』(2019年)
- 10 ドラマ「ハンニバル」シリーズは群を抜いてのマッツ映画
- 11 最後に。
『マッツ・ミケルセン』とは?
マッツ・ミケルセンの新作映画、写真、画像、動画、関連ニュースの情報。デンマークを代表する国際派俳優。プロのダンサーとして…
1965年11月22日生まれ。デンマークのコペンハーゲン出身。
デンマーク語・英語・ドイツ語・スウェーデン語の四カ国語を喋れて、俳優になる前は「体操選手」と「プロダンサー」として活躍している異色の経歴を持つ鬼才。
演劇学校で学んだ後に短編映画に出演し演技に目覚め、1996年に『プッシャー』にて劇場デビューして脚光を浴びる。
2004年に『キング・アーサー』でハリウッド進出し、2006年に007の悪役に抜擢されたコトから一気に知名度を上げたのは有名な話。
2013年にアメリカドラマ『HANNIBAL/ハンニバル』の「ハンニバル・レクター」博士を演じた事から国内でも一気に美しい殺人鬼にファンが増加した。
2020年現在でも映画界では欠かせない一人です。
『ブリーダー(Bleeder)』(1999年)
原題 | BLEEDER |
製作 | 1999年 |
時間 | 98分 |
出演 | マッツ・ミケルセン |
- バイオレンスヒューマンドラマ
チンピラの「レオ(キム・ボドゥニア)」は妻に妊娠を告げられて不安の日々を過ごししているクズ野郎。
その友人である我らの「レニー(マッツ・ミケルセン)」は内気な映画マニアというあまり見られないビデオショップ店員として働いており、デリカショップで働く女をデートに誘うことに成功するがデート直前で何故か怯んでしまい失敗。
一方でクズ野郎の義兄が妊娠を喜ぶ妻に暴力を振るうようになったクズ野郎に不信感を死ぬほど抱き、暴力でレオを追い詰めていくという、色々と全員が交差していくお話。
内気なマッツ・ミケルセンをが愛しい
まさに見出し通りなのですがビデオショップで働く映画マニア設定とかは最近のマッツ映画を観ている人にとってはある意味衝撃だと思います。
ですが、思いのほかハマり役でニコヤカになれます。
マニアの度が越しているのでお客におススメ作品を聞かれると、置いてあるビデオの監督名をずらりと喋るのですがまぁ聞き取れない。
そんなマニア気質で格好良くないマッツが観れるのはある意味レアなのでおススメです。
クズ野郎(妻が妊娠どうしよう→不安→チンピラ達の喧嘩を見てしまう→銃持とう→安心だ)とマッツ(映画マニア→恋をする→逃げ出す)の同時進行のお話なので、ダラダラ観る映画に一票入れておきます。
※マッツ・ミケルセン補正が全く無い人は全然面白くないのもポイント。
『 プッシャーII(Pusher II)』(2004年)
- クライムサスペンス
刑務所のお勤めを終えて真っ当に生きると誓った元麻薬密売人の「トニー(マッツ・ミケルセン)」。
だが、そうは行かずに娼婦と関係をもった時に子供がいることを知りメンタルブレイク。
更に追い打ちを掛けるように、真っ当に生きるためにギャングの父親(既に間違いな気が…)を手伝い出したが全て上手くいかない。
色々な葛藤からトニーは再び裏社会へと舞い戻るみたいなお話。
前作は完全に脇役のクズ役、今作は主人公のクズ役
前作のお調子者で調子に乗りまくりのクズ役マッツ・ミケルセンとは違い、急におとなしくなったクズ役が輝いています。
がっつりR指定バリの序盤から始まり、真っ当に生きると思いながら周りからの扱いが観ていて酷いレベルを超えており、耐えている姿が斬新なマッツミケルセンを垣間見れます。
ですが「車を盗んだから、父親にプレゼントだよ。」って下りは少し笑ってしまった。
※マッツ・ミケルセン補正が全く無い人は全然面白くないのもポイント。
『007 カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)』(2006年)
原題 | CASINO ROYALE |
製作 | 2006年 |
時間 | 144分 |
出演 | ダニエル・クレイグ |
マッツ・ミケルセン |
- クライムアクション
イギリスの諜報機関(MI6)のジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)はテロリストへの資金供給ネットワークを捜査しているとテロ組織で、資金を運用していたマッツ・ミケルセン(ル・シッフル)にたどり着いた。
株価を操作する為にある企業への破壊工作を企んでいたがボンドの妨害により失敗してブチギレ。
1億ドル以上の損失を被り…自分の組織から返還する様に求められから「そうだ、カジノしよう」と『カジノ・ロワイヤル』でのポーカー勝負に乗り出したが、またもやボンドが表れてすったもんだするお話。
「ポーカー」をするマッツが本当に秀逸で男前
初めに言いますが「ポーカー」する姿だけがマッツの見所であり全て。
※後は007のクレイグボンドを楽しんだ方が良いです。
何故か数学に強く、神がかりチェスプレイヤー、さらに頭のおかしいサディストでもあり、左目が路上生活をしていた時にガラスが入り負傷している(これ映画観てるだけじゃわかりません、ググりました。)更に興奮すると血を流す。意味がわからん。
もう、これだけでお腹いっぱい。ヤバい。
マッツはこの役のオーディションでのクレイグとのやりとりが最高に微笑ましくなるのでリンクを張っておきますね。
ミケルセンの隣にはダニエル・クレイグが立っていて、「一体、誰と寝たんだ?」と冗談を言ってきたのだそうです。
マッツ・ミケルセン 『007/カジノ・ロワイヤル』オーディションの思い出を語る | ジェームズ・ボンド007ニュースより引用
※既にマッツで決まっていたのだが役の最終オーディションと思い、気合のタキシードを着用して来場したマッツに対してのクレイグの言葉。
『ザ・ドア 交差する世界(Die Tür)』(2009年)
原題 | DIE TUR/THE DOOR |
製作 | 2009年 |
時間 | 101分 |
出演 | マッツ・ミケルセン |
- SFサスペンス
2003年に自らが不倫している中で娘を事故で亡くすというクズ野郎ぶりを見せ、さらには妻にも愛想を尽かされて離婚してしまうクズ画家ダビッド(マッツ・ミケルセン)。
2008年にメンタルブレイクしたマッツは「もう、やってられるか」と自殺を試みたが失敗、郊外に走り出しチョウチョを追いかけていたらトンネルを見つけて何故か明るい、しかもドアがある。
開けると「娘を失ったあの日」に繋がっていたのだ。過去に戻る扉やんけ!と思いながら娘を救出したコトに成功。だが、ある人物に不審人物と思われて襲われ、もみくちゃしてたら相手を殺してしまう。だが、その相手を見た瞬間に「もう1人の自分」という衝撃展開に。
そう、ここは娘が助かった道のパラレルワールドだったこの世界で生きるぜみたいな話。
この役のマッツが相変わらずクズ野郎だけど “憎めない”
クズ役が板についてきたとしか思い様がないマッツですが、その悲壮感と葛藤は共感しかないです。最高です。
何故扉が解放したかの説明は一切ないので、頭から切り離して観てください。
もうダビットの周りが、トンネルパニックになっていて「5年後?お前も5年後かよ?誰が2003年の人やねん!」みたいなコトにどんどんなっていき、入れ替わりが激しすぎてマッツ混乱を楽しむポップコーン映画です。
※マッツ・ミケルセン好き以外は絶対に手は出さないで下さい。
『偽りなき者(Jagten)』(2012年)
原題 | JAGTEN/THE HUNT |
製作 | 2012年 |
時間 | 115分 |
出演 | マッツ・ミケルセン |
- ヒューマンドラマ(集団ヒステリー)
「ルーカス(マッツ・ミケルセン)」は幼稚園教師で妻と離婚をしてから息子の「マルクス」との関係を良い感じに保っていた。
友人であるテオの娘の「クララ」は幼稚園の生徒でルーカスを好いてて”贈り物”を渡すが一向に受け取らないのに対し『なんで私の贈り物受け取らないの、意味わからない、そうだ園長先生に性的虐待されたみたいな話をしたら、興味もってくれるかしら」みたいな告げ口をする。
小さな田舎町で大きな波紋を呼び、ルーカスは身に覚えがない変質者の烙印を押されるという展開。
買い物も出来ず、仕事も追われ、近隣にもひどい仕打ち合う。
警察に意味不明に連行され、無罪になり、誠意を訴えて信頼を取り戻したかのように見えたが彼が肌で感じる周りからの圧は消えることはないっていうお話。
私自身がこのマッツ映画では全力で “おススメ” したい良作
最高に後味が悪く、最高に救いようがない内容。
子供の何気ない嘘から最悪の冤罪、そして人間の恐怖がまさに集団ヒストリーの闇でした。
ですが、マッツの演技力の集大成がこの作品に全て込められているのは間違いないと思います。
数々のマッツ・ミケルセンの映画を観て来ましたがこれが秀逸です。
『悪党に粛清を(The Salvation)』(2014年)
原題 | THE SALVATION |
製作 | 2015年 |
時間 | 93分 |
出演 | マッツ・ミケルセン |
エヴァ・グリーン | |
ジェフリー・ディーン・モーガン |
- 西部劇
時代は1864年。ジョン(マッツ・ミケルセン)は祖国が敗戦し新天地アメリカに移住していた。
色々と落ち着き7年後に妻と息子をアメリカに呼び寄せて再会の喜びをし、帰りの駅馬車で破天荒のならず者と同情したらひと悶着からの復讐っていうお話。
オーソドックスな展開のマッツが逆に良い
内容は妻と子供を殺され、さらには兄も殺されたから全部復讐してやるみたいなベタ展開なのでわかりやすいです。
冷静に復讐を遂行する為に敵も味方もどんどん死んでいくのですが、それもまた親玉を狩るための準備みたいなもので哀愁のある演技で視聴者を黙らせるマッツ・ミケルセンはさすが。
最後の感情が爆発したかのような熱い演技は良かった。
※マッツ・ミケルセンが好きという気持ちだけで観よう。
『ドクター・ストレンジ(Doctor Strange)』(2016年)
原題 | DOCTOR STRANGE |
製作 | 2016年 |
時間 | 115分 |
出演 | ベネディクト・カンバーバッチ |
マッツ・ミケルセン | |
キウェテル・イジョフォー | |
レイチェル・マクアダムス |
- SFアクション(マーべルスタジオ作品)
ニューヨークの病院で働く天才外科医スティーヴン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が主人公。ある日に交通事故に遭ってしまい、外科医としては致命的な「両手麻痺」という致命傷を患い、一瞬にしてキャリアを全て失った。
あらゆる治療法を試しては失敗し、ひたすら歩いたらカトマンズの修行場のカマー・タージという所に何故か辿り着く。そこで謎の力を操る指導者「エンシェント・ワン」と巡り、難癖付けながらも未知なる世界のパワーを目の当たりにし、強制的に弟子入りする。
そして、修行の末に魔術師として生まれ変わり、手をくるくる回すと扉とか作れたりしちゃうようになる。
だが、ここで忘れてはいけないのが闇の魔術で世界を破滅に導こうとする我らのマッツ・ミケルセンこと『魔術師カエシリウス』。
壮大なチート魔法対決の戦いが今始まるみたいなお話。
マーベルに進出した北欧の至宝マッツ・ミケルセンを堪能
とうとう、世界規模映画までに出演しだしたマッツ。当然の悪役。
カエシリウスは愛するものを失った事の喪失感から『闇の魔術』に魅入られてしまい”不老不死”を追い求めるという設定のバックボーンがベタ設定好きにはたまりません。
この映画はアクションマックスのマッツが観れるので度肝を抜かれるCG展開に魅了されます!
奥深い映画が続きましたが、ヴィランとして全うしているマッツに感無量。
『 ポーラー 狙われた暗殺者(”Polar”)』(2019年)
殺し屋稼業からの引退を目前にして、穏やかな生活を送っていた凄腕暗殺者を狙う冷酷非情な若手刺客集団。強欲なボスの仕業だと知…
原題 | Polar |
製作 | 2019年 |
時間 | 119分 |
放映 | ネットフリックス限定 |
出演 | マッツ・ミケルセン |
ヴァネッサ・ハジェンズ |
- スリラー
引退したばかりの暗殺者がかつての雇い主の手下に殺害されるという事件が発生。
雇い主は暗殺者を雇う際に『50歳で定年退職する際に退職金及び年金として数百万ドルを支払うぜ」という契約を結んでいた。
しかし、雇い主はその数百万ドルを支払うのが「なんで、こんなやつらに退職金払わないといけないんだ」と惜しくなり、退職した暗殺者を始末することにした。
凄腕暗殺者「暗黒の皇帝(ブラック・カイザー)」という名で知られていた、マッツ・ミケルセンこと『ダンカン』は2週間後に定年…。
ということは皆さんお気づきではあると思いますが、雇い主の命令でベラルーシにまんまとハメられて真実を知るっていうお話。
マッツによるバイオレンス無双
マッツが渋すぎて惚れる作品でネットフリックス限定作品。
ある意味人間賛歌な部分もありますが、大まかに最強無双系アクション映画(バイオレンスなので痛快に血が飛びます)としては最高の作品です。
拷問シーンで左目007の時も左目だったなが抉られますが雰囲気で復讐するのが、なんかこの展開あった気がしますが、ラストにかけては片目無いの関係ないほど無双します。
さらに城にテクテク歩いて追い詰めていくのはなんともまぁ、マッツ・ミケルセンだからこそできた上等テクだったのかもしれません。
ドラマ「ハンニバル」シリーズは群を抜いてのマッツ映画
『ハンニバル(Hannibal)』(2013年-2015年)
サイコミステリー
ウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)は自閉症スペクトラムという症状があり「あらゆる犯人に共感してその動機や犯行当時の感情を純粋に再現可能」という能力があった。
FBI捜査官を目指していたが適性試験で不適格(不合格)となった自分の能力を活かそうと思いFBIアカデミーの講師となる。
ある日、FBI行動分析課ジャック・クロフォード(ローレンス・フィッシュバーン)は最近起こっている若い女性を狙う猟奇的連続殺人事件の捜査の為にウィルに特殊能力を使ってもらい犯人逮捕に協力して欲しいと煽る。
精神状態を危惧していたFBI顧問のアラーナ・ブルーム(カロリン・ダヴァーナス)は反対するが納得させる為に彼女が師事した高名な精神科医こと人食い殺人鬼ハンニバル・レクター(マッツ・ミケルセン)にウィルの精神鑑定を依頼して捜査に加えることに成功。
その彼の精神状態に滅法惚れてしまったハンニバルは、手の平でウィルを躍らせるように物語は進行していくってお話。
妖艶な殺人鬼 “人喰いハンニバル” マッツ
至高の精神科医にして若い女性ばかりを狙う連続猟奇殺人犯。
さらに殺害した人間の臓器などを一部を持ち帰り、冷蔵庫にアルファベット順にファイリングしてゲストに食事として提供するという…異常性…最高です。(犯行は警察に永遠にバレない。)
マッツは妖艶で病的、さらに観るものを虜にする怪演が本当に恐怖をかり立たせてくれます。
これが、マッツ・ミケルセンだ。
最後に。
色々な役をこなしているマッツですが、
やはり一番のハマり役は「ハンニバル」だと思います。
冷酷な殺人鬼が食をするシーンには美しく鳥肌が立ち、とても魅了されて虜になってしまいますよね。
どの作品からでもマッツを堪能する事ができますので、この機会に彼にハマってみてはいかがでしょうか。絶対ファンになること間違いなしです!
ではでは!
マッツ激推しの魁堵(かいと)でしたー!